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precious time

自分の故郷がすき?自分の育った環境がすき?自分の親のことがすき?

なんか気持ち悪い。

自分のやってることも。
自分の気持ちも。

頭ではわかってる。
心底気持ち悪い。
やっぱり
確実に何か欠けてる。

やっぱり
確実に何かが不足してる。

完璧な人なんていないのはわかってる。

でも、普通の人にある大切な何かが
私には足りてない。

お兄ちゃんの子供。
私にそっくりの姪っ子。
散々悩んだけど、もう会えないかもと思って会いに行ったけど。
それが良かったのか悪かったのか。
でも会わないままだったら、きっと後悔してたんだろうな。

本当に私に瓜二つのお姉ちゃん。
我々一家が、家族として一番成り立っていた時代である4歳。
当時の私と同じ顔で、お兄ちゃんに抱きつく姪っ子。

もう何が何だかわからない。
もはや小さい頃の私がそこにいるような錯覚に陥る。

そしてそんな子供が私をまっすぐ見つめて、
私の手をしっかり握って、私の事を「好き」という。

もう申し訳なくて。
いたたまれなくて。
昔の私に言われているようで。
昔の私に話しかけられているようで。 

ごめんね。
そのままの笑顔でいさせてあげれなくて。
そのままの優しい気持ちでいさせてあげられなくて。

どうか貴方だけは、大好きなお兄ちゃんの元で、
たくさんの愛情を受けて、一番近くで、
ずっとその笑顔でいられますように。

どうかその笑顔が、悲しみで潰れてしまいませんように。
遠くから、何の役にも立たないけど、ずっとずっと祈ってる。
貴方に降りかかる悲しい事が、一つでも少なくなりますように。

お兄ちゃんとの電話。
最近はよく話せるようになったね。
ちゃんと会話が出来るようになったね。
当たり前の事をするのに、何年かかっただろう。

電話の向こうで話すお兄ちゃんの娘の声。
「パパの妹だよ」と話すお兄ちゃん。

「お兄ちゃん嫌がるかもしれないけど、上の娘、私に似てない?」
「………似てる……」

恐る恐る聞いたけど、聞いてよかった。
その言葉が聞けて、私は本当に嬉しいんだよ。

4人で写真を撮りたい。
きっと叶わない願いなんだろうけど、
とてつもなく無理なお願いなんだろうけど、

またあの和室の前で、
午前中のあの暖かい日差しを浴びながら、
お父さん、お母さんが後ろで、
私とお兄ちゃんが前で、
同じ写真が撮りたいな。

そんなこと、できる日が
いつかくればいいのにな。
あなたこそが地獄の始まりだと
思わなければ説明がつかない
心根だけじゃ 上手く鍵が刺さらない
愛し合いたい 意味になりたい

わたしこそが地獄を望んだんだと
認めなければそろそろいけない
自分の頭今すぐひっこ抜いて
それであなたとバスケがしたい

どこへ行ってもアウトサイダー
夜通し読んだハンター ハンター
本物なんて一つもない でも心地いい
文化祭の支度みたいに
ダイナマイトを作ってみようぜ
本物なんて一つもない

この歌が頭から離れない
地獄を選んだのは私か。