とりあえず、和室に大きめのサークルを置き、陸を隔離。
一刻も早く、詳細をお聞きしたくて、午後診で受診しました。
元気がなさそうに見えますが、寝ているだけです
心拍も落着いていて、肺の音も前回より綺麗です。
股圧もしっかりしていますし、熱感は前ほどありません。(38度5分でした)
ケロッとした顔で、突然起き上がったりして。
「心配な状態なのに、陸くんはそれほど辛そうではなくて、安心したよ」と先生。
感受性試験の結果です。
私なりに理解はしていますが、上手く説明できるかしら・・鳥取大学の文献が分かり易いです。
多剤耐性菌のESBL産生菌が検出されました。
本来、自然発生はしない菌です。過去に薬をたくさん使ったせいか、様々な抗菌薬を使っている院内で感染したか。
陸の過去の治療歴がわからないので、なんともいえません。
先輩ママの経験では数日で快方に向かうとのことでしたが、陸には一向にその気配がなく。
お薬を飲みきって31日に受診してくださいとのことでしたが、ホームドクターに試験をお願いして正解でした。
処方されていた抗菌薬には耐性がありましたし、これから有効な抗菌薬を試しているうちに、陸が弱ってしまうことがなくて本当に良かったです。
陸に有効なお薬はペネム系のお薬だけです。
ペネム系のお薬は3種類あって、どれも感受性がありますが、うち2つは血管内投与だったり、皮下点滴で1日2回投与だったりと、実用的ではありません。となると、お薬は「ファロペネム」1択となります。
これに耐性をもってしまうと、もう治療の方法がありません。感受性があるとはいっても、判定基準を僅かに上回っているという微妙な数値です。
あまり使わないお薬なので、陸の体調が優れない時は直ぐに受診してくださいとのことです。
2週間服用し、再度尿を試験にだします。
ESBL産生菌は主にオシッコにいて、(可能性がないわけではありませんが)全身にはびこっているという状態ではありません。
ウイルスのように、空気感染はしません。
ですので、オシッコの処理に気をつけたら良い・・ということになります。
陸の腹部から肛門に触れる手やタオルの清潔を徹底していましたが、これからもそれはもちろん大切ですが、陸のオシッコを完璧に片付けることが重要になります。
バリア機能が弱っている子、口蓋裂のあるチャビーが感染すると、とても危険です。
むしろ後が大切だったんだと愕然としました。
こんなこととは知らず、お庭時間は気持ち良いだろうとオムツを外していました。
プール遊びをした時も、陸を一番にプールに入れました。
陸に良かれと思ってしていたことが、まさかみんなを危険にさらすことだったなんて・・・。
タオルは漂白剤につけ、しっかり洗濯します。
オムツを着けているので、オシッコが床に落ちることもありませんが、交換はタオルの上でします。
念のため、チャビーのオシッコを持参し、院内での検査をお願いしました。
オシッコはとても綺麗な状態で、ひとまず安心。
ベストは鼻水での感受性試験だそうです。菌が増殖すると、陸と同じような症状が現れるので見逃すことはないと思いますが、口蓋裂の追加処置があるならその前、もしくは里親募集のタイミングで試験を受けるかもしれません。
血液検査をお願いしました。
腎数値の上昇、貧血の進行、炎症数値の上昇など気になるところです。
輸液の1回量を150mlに減らし、毎日に変更します(これまでは1回250mlを毎日でしたが、ちょっと心配な量だというホームドクターの判断です)
昨夜、今朝、そして今と、3回服薬しました。
昨日の3倍、ご飯を食べました。ウンチも拾える硬さになりました。
食べない日が続いていたので、腎臓に優しいご飯から遠のいていますが、徐々に以前のご飯に戻していきたいです。
寄付金よりお支払いしました。
ありがとうございました。