昨日の午後診で、わんドッグと病理検査の結果を聞きに行ってきました。

乗車マナーは最高です。

これって、これからのお出かけ頻度に大きく影響するから!その調子で座っていてね照れ

まず、ドック検査はハイグレードコースを受けました。

身体検査・胸部レントゲン検査・腹部レントゲン検査・血液検査・尿検査・便検査・腹部超音波検査・心臓超音波検査・血圧が検査内容になります。

 

 

 

 

総合評価として

●超音波検査で、胆嚢腫瘤・膀胱腫瘤・前立腺腫大・脾臓腫瘤がみられました。前立腺・膀胱については追加検査として移行上皮癌や前立腺癌の遺伝子検査を実施しています(結果は先日お伝えした通りです)

●レントゲン検査で、胸椎の変形性関節症がみられます。

●心雑超音波検査で僧帽弁閉鎖不全症・三尖弁閉鎖不全症がみられます。

 

今後のプランとして

●脾臓腫瘤については経過をみる範囲です。膀胱前立腺については、BRAF遺伝子検査の結果から、移行上皮癌あるいは前立腺癌の可能性が高いと推測されます。追加検査としては、細胞診検査・抗がん剤感受性検査があります。治療については外科摘出や抗がん剤(+バキソ)、バキソ単独などがご提案になります。また相談していきましょう。

●弁膜症については、心雑バイオマーカーの上昇はありませんでしたが、ベトメディンの開始を推奨します(開始しています)

 

お腹の調子ですが、今は変更してもらったお薬で落着いていますが、お薬がきれたらどうなるか・・・。

ご飯をこちらに変更します。

また、右京が使っているサプリを陸ものませてのらいます。(一部、右京から戻してもらい、開始しています。)

 

移行上皮癌と膀胱癌については、外科手術となると他院でとなります(岐阜大学病院では、膀胱摘出はされません)

以前、うちの子がお世話になっていた、腫瘍専門医にお話を伺うことにしました。

 

セカオピの病院の領収書です。

寄付金よりお支払いしました。ありがとうございました。

 

セカオピの帰りに、腫瘍専門医を訪ねました。

予約がないので、2時間待ちとなりましたが、陸は膝の上で眠っていました。

病院のはしごは負担かと思いましたが、今、プリンの寝ている時間しか動ける時間がありません。

私事で恐縮ですが、土曜ならおなすパパが在宅のため、同日にサードオピニオンを済ませました。

 

 

 

●去勢手術から3ヶ月が経ちました。3ヶ月もすると前立腺は小さくなります。しかし、大きいままで石灰化しています。腫瘍性変化があるという所見です。

●尿道にも病変があります。おそらく原発は前立腺癌で、それが尿道に移行した移行上皮癌であると考えられます。

●移行上皮癌と膀胱癌は転移率がかなり違います。前立腺癌は、ほぼほぼ転移します。ですので、積極的な外科的摘出はしません。移行上皮癌の転移率は50%をきるくらいなので、外科的処置も適用とされます。

●陸の場合、膀胱・前立腺・尿道のすべてを摘出しないと、摘出の意味がありません。膀胱がないので、オシッコをためておくことができなくなり、パンツ生活になります。摘出後は感染症(飼い主=私が気をつける点はほぼありません)、腎盂腎炎を繰り返す子が多いです(直ぐに受診し、抗生剤を一刻もはやく投与する必要があります)人工的に作った尿道が狭窄して腎不全になる子もいます。

●手術の死亡率は10~20%

●全摘出後、転移も再発もせず、長生きする子は約2割になります。

●ケアしながら、それなりに長生きして欲しい場合、抗がん剤治療の選択があります。この場合、余命は約1年です。

●内服のみだと、余命は半年ありません。

●放射線治療もそれなりに結果は出ていますが、頻繁な通院と全身麻酔が必要になります。また放射線治療の効果の是非については、最近は賛否が分かれる報告が上がっています。

●今後の経過として、おそらく尿管閉塞をおこし、腎不全になると予想できます。その時に全摘を考えるという選択肢もあるそうです。

 

ここまでは、腫瘍専門医のお話です。

私事ですが、ちこり(瞳名こぼん)が移行上皮癌を診断されて1年ちょっとが過ぎました。

大学病院でCTを撮り、腫瘍科の先生のお話を受け、内服治療を選択しました。

膀胱摘出の選択肢は無いと言われたこと。抗がん剤使用は、他の子への曝露の管理が出来ないと判断し断念しました。

内服(バキソ)も数ヶ月は服用しましたが、腎臓への負担を考え休薬しました。

ちこりの余命を聞いた時、「半年は無理です。絶対です。」といわれましたが、ちこりは生きています。

バキソを服用しなくても、加齢性の変化も伴い腎臓の働きは弱くなっていきますから、今は、食に対してはかなり苦労しているところです。

 

陸の治療をどうするか考えた時、「自分の子だったら、どの選択をするか」に重きを置きました。

内服治療を選択します。尿管閉塞をおこしたとき、全摘も考えるかもしれません。ちこりの選択肢と同じです。

 

ちこりのQOLを保つのに大切にしいてきたこと。

それが陸に通用するかはわかりませんし、僅かな知識ではありますが、陸が幸せに一日でも長く生きられるように、一生懸命させてもらいます。

プリン・ちこりの介護、来週にはチャビーの手術も控えています。他のみんな♪もいますが、どの子にも精一杯を心がけているつもりです。陸とチャビーの対応に関して不満、不安に感じられることもあるかと思いますが、見守っていただけたら幸いです。

 

 

サードオピニオンでお支払いしました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

病気のことばかりでは、ちょっとニコニコ

幸せな時間の一コマです。