明らかに取材記者の手落ちでしょう。

タクシーなのかハイヤーなのか、

裏を取ればすぐ分かる。

そもそもOTS交通はタクシー事業はやってない。

貸切バスとハイヤー業務だけだ。

会社のホームページを確認すれば、

業務内容としてこの二つしか書かれていない。

 

МKタクシーの、

「沖縄でのタクシー事業参入は初」

との記事は間違いだったとは…。

この記事を読んで喜んだのは私だけではなかったはず。

 

40年ほど前だったか、

МKタクシーの社長が沖縄で講演をしたことがあった。

今も印象に残っているのが、

タクシーの自宅への持ち帰り、

近場はМKに、の呼び掛け、

運転手の給料を旅客機のパイロット並みにする、

だった。

 

タクシーを自宅に持ち帰ることによって、

自宅を出てすぐ営業ができる。

通勤する必要がない。

通勤手当もたぶん要らなかったはず。

 

近場はМKにの呼びかけは、

例えば駅待ちのとき、

前にいるタクシーのドライバーが、

「後ろにМKさんがいるからそれに乗って」」

と案内してくれる。

譲ったドライバーとしては、

長い時間待った挙句が近場のお客さんだったら割が合わない。

МKさんが代わってくれて良かった、となる。

МKのドライバーは近場のお客さんに名刺を配って、

近場への配車はМKへ、と宣伝。

名刺をもらったお客さんは遠出のときもМKを頼むようになる。

 

そうしてお客さんを獲得することで売り上げも伸び、

待遇も大幅に改善される、というわけだ。

 

そんなМKだから沖縄に来ると聞いて楽しみにしていた。

 

それがタクシーではなくハイヤーだったとは。

がっかりである。