愛犬プリンと散歩中、

パーキンソン病の妻が転んだ。

 

近所の公園、

私が運転する車を降りて歩き始めようとした途端だった。

足がもつれたのか、

ばたんと大きな音がして妻が私の視界から消えた。

 

急いで側に駆け寄り起こそうとするが簡単には起こせなかった。

プリンはパニックしているのか、

妻が持つリードを右に左にぐいぐい引っ張り、

右往左往していた。

 

一番驚いたのはプリンかもしれない。

散歩中に転ぶのは初めてだ。

 

パーキンソン病は人によって症状がさまざまだ。

妻に場合は薬が切れて身体がオフの状態になると歩けなくなる。

 

これまでも庭先で何度か転んでいる。

庭仕事をしていて薬が切れ、

急いで家に戻ろうとして転んでいる。

 

依然は薬が効いている時間が長かったが、

最近は短くなった。

だからもう庭仕事はするなというが、

花が好きなものだからやめようとしない。

花屋だから仕方ないか。

 

水遣りが必要な鉢物もたくさんある。

販売用ではない。

本人が好きで買ってきた鉢物だ。

世話をしたい気持ちは分かるが、

危険を冒してまでやる作業ではない。

 

引っ越しもするし、減らすよう言っているが、

言うことを聞く妻ではない。

 

昨夜は体中に湿布薬を張って寝たが、

朝聞くと大事はなさそうだ。