口腔外科の先生は丁寧に説明してくれた。
息子は「時間はどれくらいですか」などと質問していた。
やはり不安なのだ。
奥歯の下に病変があるので、
奥歯は抜かざるをえないようだ。
病変は嚢胞なのか腫瘍なのかは分からない。
手術後に病変部分を検査して確定するそうだ。
原因は奥歯の傍に虫歯の治療あとがあるので、
そこと奥歯との間に神経を壊す病気が起きて奥歯を損傷したと考えられるとのこと。
通常、歯の神経が失われても歯は残すが、
今回の場合、歯の根っこに病変があるので抜くとのこと。
入院期間は手術前後の日も含めて3日、
患部の状態によってはもう1、2日延びるかもとのこと。
病変部の上の奥歯のそばの歯茎を写真で見ると大きなこぶができていた。
治療後はそれがなくなっていた。
でも放置するとまた、こぶができてくることは容易に予想できるそうだ。
ついでに親知らずも4本、抜くことにした。
息子にはいずれ、30歳なり40歳ごろには悪さして抜くことになるから、
ついでに抜いちゃおう、と説明すると「抜く」と決断してくれた。
手術の前に血液検査、心電図などがあり、麻酔医との面談もある。
こうなったらもう、
手術の無事を祈るしかない。
そして病変がただの嚢胞であるように祈るだけ。