2023年2月19日付沖縄タイムス

高校教科書に1200カ所の訂正があったという。

間違いは誰にもある。

教科書会社が防止できなかったのも解せないが、

検定合格を出した文部科学省もふがいない。

そこらへんの責任も問うべきではないか。

不良品に合格を出していいはずがない。

 

昔、新聞の広告で、

プレハブ住宅の価格が「500円」と出たことがある。

翌日訂正が出て「500万円」の間違いだった。

 

新聞記事の訂正はなかな根絶できない。

記者現役のころ、

訂正をいくつ出したことか。

 

徳川家康だったか、

「過ちて改めざる。これを過ちという」

と言ったという。

記事の間違いは、

恥ずかしくて知らんふりしたいが、

読者の目は欺けない。

 

訂正記事がこんなに大事になったのは、

数の多さにあると思うが、

一つの訂正も出さないよう、

改めて気を引き締めねばならない。