吉例顔見世大歌舞伎 | Tommy's40Ave. ~おけいこ三昧~

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今日は新橋演舞場にて

「吉例顔見世大歌舞伎」 昼の部を見てきました。

今月は諸事情により昼夜別の日に見に行きます。


演目は・・・

通し狂言

天衣紛上野初花 (くもにまごう うえのの はつはな)

河内山と直侍(こうちやまとなおざむらい)

河内山・・・幸四郎

三千歳・・・時蔵

出雲守・・・錦之介

一之丞・・・段四郎

直次郎・・・菊五郎


いつもは「河内山」と「直侍」って別々に上演されていて

通しで上演するのは1985年以来だそうな。

それぞれは見たことあったけど、この二つが一つの狂言だったとは!

たぶん、イヤホンガイドや筋書きで読んでても、ピンときてなかったんだと思う。


あまり通しをしないということは、

もしや、別々で上演する方がベターだからだったのか?目


ストーリーは黙阿弥らしく?大金が行ったりきたり?ぐるぐる回ってたり、

意外な人が兄弟だったり(笑)


河竹黙阿弥の七五調のリズムって役者さんによって

聞きやすいかどうか、差がでますね。

菊五郎さんの台詞回しはとても聞きやすい。グッド!


菊五郎さんの直次郎はほんとピッタリ。

そばやの場面で「股火鉢」というのをするのですが、

(火鉢をまたぐシーン)これは日本一ですね。菊五郎さんが(笑)

そばやの場面はじーっとみてると面白いです、細かすぎて!

あと、菊五郎さんのすてきなスネにも注目~!

(一番好きなのは仁左衛門さまのスネ・・・音譜


幸四郎さんはあまり好みではないのですが、この河内山は良かったです。


独立して演じられる場面も、通しだと納得できました。

あーこうして話がつながってるんだーって。


最後は両悪人?河内山と直次郎が「御用だ!」って取り巻かれている中

悠然と酒を酌み交わすシーンはものすごい悪党の肝のすわった感じが

伝わってきました。かっこいい。

このベテランの役者さんだから・・・ってのもあるな。


通し狂言・・・ちょっと長いけど、通すと分かる場面があるから

たまには通しにしてもいいかな?


これから単独で見ても、また違う角度から見られそうです。