「報われない努力をさせ続けるとどうなるか?」
まず自分の体験談を載せておく。
自分は中学受験で親の望むレベルの学校に
入れなかった。
それで、中学生になると、親は塾だの公文だの、
通信教育だのを
片端からやらせるようになった。
自分でも頑張って毎日10時間以上勉強したが、
思うように成績は上がらず、
却って成績は下がり続けてしまった。
親は「何で成績を上げられないの?」と責め、
その原因として
「隙間時間を利用できていないから」だの
「勉強時間が足りないからだ
できる奴はもっとしている」
「もっと参考書や問題集を買い足そう」
だの色々言ってきた
(一時は参考書だけで机の上に
山のようになっていた)。
親の戦略は「手広く隙間なく
頑張れば成績を挙げられる」
というものだったのだろう。
とにかく「詰め込み詰め込み」だった。
それでも成績が下がるのは、
子供の頑張り不足であるとし、
更に「隙間時間を活かせ」だの
「もっと勉強時間を増やせ」だの
と言っていた。
そういったことが数年続いて、
どんどん成績が下がり、
自分は切れてしまい、
ついには親の言うことを全く聞かなくなってしまった。
そこで自分で編み出したのが
(親とは全く逆の)
「選択と集中」
だった。
親が次々に言ってくる 塾だの、
通信教育だのってのは一切捨て、
勉強する参考書とテキストを徹底的に絞り、
それだけを繰り返しやる方法
(親の言うことと真逆の方法)
に切り替えた。
(この間、親が言ってくることには
全て逆らい、耳を塞いだ。
これで失敗したら死ぬつもり位の気持ちだった。
それ位の気持ちの入れようだったから、
入試が終わったら、
3週間くらい寝込んだのを覚えている)
幸い、親の言うことを一切聞かずに
自分の編み出した方法が功を奏し、
最も偏差値の高い大学に入った。
自分としては親を見返した気持ちだったが、
気分は晴れなかった。
この時の劣等感は今も消えていないからだ。
とにかくそれ以来、
親の言うことは聞かなくなった。
一番困っているのは、その時沁みついた
「劣等感」
を身体が覚えてしまっていることである。
いまだに実家のあった付近には
近寄りたくも無いし、
そばに寄ろうものなら、
その時の嫌な気分がぶり返してしまう。
(付近は阪神淡路大震災で
風景は全て変わっているのに、
ぶり返してしまうのである)
そもそも関西にすら
近づくのは辛いものがある。
次々言ってくる親の言うことを
あのまま聞いていたら、
ただの劣等感の塊のような自分が
出来上がっていただろうなと思い、
ゾッとする。
今から思うと、親は
(多少の経験がある程度なのに)
何でも分かってるふりして、
それを片端からやらせて失敗して、
子供の信頼を失ってしまったのである。
「報われない努力をさせるのは
劣等感しか生まない」
のは間違いない。
(長くなったので、一端切る)