オナ禁12日目!
性欲を抑えるとか
そういう作用じゃねえなこれ!
そもそもオナ禁の
「行者」たちは何を
目指しているんだ?
禁欲か?欲するものを
手に入れるための
スーパーパワーか?

オナ禁10日越えという
(オナ禁12日目という)
自分個人には前人未到の
境地にあって今
感覚していることは
「オーガズムの変貌」だ。
いずれうまく説明できると
思うが、今日はバイトもあって
まとめる時間が足りない

ざっくりいうと
射精のオーガズムを
出力しているのは
まぎれもなくペニ棒だ

ペニ棒が受けた刺激が
視覚嗅覚触覚聴覚を
サーキットにして
ネットワークを形成し
ある閾値に達すると
射精しオーガズムを得る

そのオーガズムの
主導権というか
主享受者が、なぜか
ペニスだけでは
なくなっていたのだ

ペニスの生える
女性でいうところの
陰唇周りと、そこに
指爪をぐっと突き入れて
探ることができる
骨盤周りの微細な
神経の密集地帯
(のように思えるもの)
…そこが
ムズムズキュンキュン
そして頭の後ろあたりが
しびれるような快感

なにより射精が伴わない
性的興奮を覚えて
それが不覚にも
高まった場合
射精もなしに
オーガズムに見舞われる!

「ドビュルル、ドクッドクッ」
という射精の感触が
まったくないのに
ジワジワ、ムズキュンと
チンポの生えてる
根元周りの中のほうが
すっげーむきむき
ワキワキと疼いている

そしてペニスは
パンツの中で
精液ではない別の液で
ヌタウナギみたいに
ぬめぬめとぬめっている

そんなわけで、
もう女を直視できん
一日に何回も
こんなのに襲われてたら
おパンツがぬるぬるに
なるっちゅーねん!

射精しそう!と
反射的に腹痛のように
本能的に下腹を
わしづかみにして
しまうのだが、
それがほんとにやばい。

ズッシーン!と
射精とはなにか
ベクトルの違う快感が
脳髄をえぐる。

女のオーガズムは
男のそれよりもうんぬん
なんだかその片鱗が
垣間見えた気がする

そりゃ女からしたら
自分の認めた男に
貫かれながら
こんな快感を得られるなら
ずーっとそうして
いたいよな…

セックスでは
プロセスも結果も
女のほうがろくでもない目に
遭いやすい

だから、女が男を見る目を
キビシくするのは
当たり前なんだ。

当然のことを
改めて再認識する。

そうはいっても
女を検知したら
勃っちまうんでね…

俺は下を見たまま
周囲の状況を
瞬時に把握し
駆け抜けるように
歩破するすべを
覚えつつあった

女を直視したら最後だ
そいつの胸に
ズボン突き破ってザーメンが
飛んでってしまう

それは、まったくもって
スマートじゃない

…自分が、何か
変貌していっている…