よくわからないまま翌日も元気に出勤。
会社に近づくにつれて、会社ビルの入り口に人だかりができているのが見える。
知らないおじさんたちが何か言いながら立っている、、
人混みをかき分けてエレベーターに乗り会社へ。
固定電話がずっとなっていて、とりあえず取ると、
「金返せこらーーーーーー!!!!!」
「社長だせボケーーー!!」
「うちを潰す気かーーーー!!!!!!」
と怒りの嵐。ヤ⚪︎ザかと思ったけど仕入れ先の皆さんです。
手形だけもらってお金が入らないのでそれは怒りますよね
納品されたものを取り返しにくる会社さんもいっぱいいて、
会社はまだ倒産してないのに、商品を作れない状態に、、 商品が作れないとお金も入ってこない!
ちなみに社長・役員はもう昨日から会社出てきません、、、
全く何も聞いてなかった私たち一般社員が仕入れ先のお叱りと取引先の問い合わせに対応することに、、、
先輩社員が、いったい何が起こったのか、手形の不渡の意味を図に書いて説明してくれました。
会社はこの後、民事再生法の適用を申請することに。
適用後は、会社再生のための業務に邁進しました。
圧倒的な赤字であったため、適正価格を計算して、値上げ交渉で取引先に頭を下げて回る日々。
仕入れ先が前金でないと材料を購入させてくれないので、取引先に材料購入費を先にもらってから、注文をもらったり。
大変でしたけど、普通に会社入社するよりも、お金の流れを学ぶことはできたと思います。
美容業界で美しさのことばっかり考えて頭お花畑だった私は、
ここで初めてビジネスの厳しさ、泥臭さを味わうことに。
楽しそうにしてるのがダメな気がして、髪を黒に染めていつも暗い色のスーツで、
できるだけ申し訳なさそうな感じで打ち合わせに行っていました
続く! ↓