一ヶ月ほど前、一通の封書が届いた。

発送元は、私たちが結婚式を挙げたところ。

旦那と、「わっ、やばい!」と顔を見合わせた。

というのも、挙式から約八ヶ月。

結婚式のアルバムの制作をお願いしたものの、

式場から校正を送っていただき、

こちらがゴーサインを出さないまま、約半年が経過。。。

というのを数ヶ月前に思い出した。( ̄Д ̄;;

にもかかわらず、また懲りずに数ヶ月放置していた。

だから、ついに式場から督促状が来たのかと、旦那とびくびくしながら封筒を開けた。

すると、中から楽しげな紙が~♪
ヽ(*´▽`)人(´▽`*)ノ

それは、ビアガーデンの案内でした。

その式場なら料理は絶対に美味しいだろうと、私たちは行くことを即決。

しかし、下戸の旦那とふたりでビアホール…

私の父と妹も誘ってみることにした。

早速妹に声をかけると、「お金がないから行かなーい」との返事が。( ̄□ ̄;)

妹にちょーあまい旦那は、

「お金のことは気にしなくていいよ。○○ちゃんには結婚式のときいろいろ頑張ってもらったからね~」

と。

それを聞いて妹は、「じゃあ、行くー♪」

こいつ…(-""-;)

今度は父に聞いてみると、予想外の返事が。

「あそこは、あんまりワイワイ飲める感じじゃなさそうだから、やめとくよ。」

なんと!絶対に飛び付くと思ったのに。

誰よりもあの会場を気に入っていたのは父だった。

父は結婚式のとき、雰囲気も料理もスタッフも全部気に入ったらしく大絶賛で、今でも時々楽しそうに「ほんとにいい式だったよな~」と話す。

だから絶対にビアホール行くと思ったのに…。

しぶとく何度訊いても、行くとは言わない。

みんなで行ったらぜったい楽しいのに。

私は最終手段に出た。

私「本当に行かないの?○○(妹)は行くって言うけど、お父さんは行かなくていいの?もう訊かないよ?」

父「え~!?じゃあ、行こうかなぁ」

まったく、どいつもこいつも! ι(#`ロ´)ノ

というわけで、4名で予約した。

それからというもの、ことあるごとに父は「16日だったよね?楽しみだな~」と、カウントダウンしていた。

予約したのは8月16日 16時から。

ビアホールの前に、隣の神社にお参りに行った。

そこは私たちが式を挙げた神社。

神様にきちんと式のときのお礼もしていなかったので、お参りさせてもらった。

神社に行ったのは結婚式以来で、普通にお参りに行ったのはこれが初めてだった。

そろそろ予約した時間になったので、ビアホールの会場に向かった。

さすが結婚式場。

私たちが披露宴をした会場よりもずっとずっと広い宴会場に案内された。

さすがに16時開始は早すぎたのか、客はまばら。

これだけ空席が目立つと、やはり父が言っていた通り、あまり盛り上がることはできないか…と心配なんてものは無用だった。

席につくなり、まだ酒は一滴も飲んでいないのにも関わらず、父と妹はすでに盛り上がっていた。

父はしっかり、カメラまで持ってきている。

結婚式と披露宴の打ち合わせで、旦那と私はここに何度通ったかわからない。

打ち合わせの途中でいろいろあって、私たちはその式場ではちょっとした有名人になってしまった。

私たちの担当でなかったスタッフさんまで、私たちのことを覚えていてわざわざ挨拶に来てくれた。

また、妹は披露宴で着ぐるみを着て、踊ったりいろいろしてしまったもので、これまたみんなの記憶に残ってしまった。

いまだに親戚からはそのときのことを言われている。

最初こそ恥ずかしがっていたが、飲み始めたらそんなことはすっかり忘れていた。

ビアホールとはいうものの、料理がおいしすぎた!

料理がおいしすぎて飲めないかと思ったら、父妹私そろって、種類を替えながらしっかり6杯飲んでいた。

酔っ払い3人+しらふ1人ですっかり楽しくなってしまい、

気が付けば、周りのお客さんはすっかり入れ替わり、

あれだけあった空席はどこにもない。

二時間制のところを、三時間居座っていた。(((((゜゜;)

おまけに、妹が言った余計な一言から、デザートがサービスで出された。

スタッフの皆さんにお礼を言いお詫びもし、最後に写真室のスタッフさんにアルバムのことを謝り、近々こちらから連絡することを約束した。

この日は神宮の花火大会だったので、花火を見に来た人たちが帰り始める前に電車に乗った。

聞いたら、このビアガーデンは今年が初めてだそうで。

今年が評判が良ければ継続していきたいとのこと。

来年も開催するなら是非来ます!と4人で宣言したが、招かざる客なのかも。