大丈夫とは思いつつ、結果が出るまで胃が痛くなるほどの想いだったけれど。

ミカンさん、無事に志望校の指定校推薦を獲得しました。

あとは面接と小論文で、余程のヘマをやらかさなければ決まりです。

ただ、進路は特別支援学校教員ではなく、保育士&幼稚園教諭に変更しました。

幾度となくオープンキャンパスに参加して知っていくうちに、やはり自分にはこちらが向いていると言う答えにたどり着いたそうです。

私としては、万々歳♪ヽ(*^◯^*)ノ♪

だってミカンが子供の頃から、絶対に向いていると確信していたので。

ただ、本人がどうしてもその考えに至らなくて却下されていましたが。

受験前に気付いてくれて、本当に良かった(*^▽^*)

でもね、周囲には幼児教育の方に進路を変えた事は極秘にさせました。

同じ短大のその学部を希望している生徒は、ミカンが知る限りでも数名いて、その殆どが指定校推薦を狙っていたから。

ミカンも同じ短大狙いになったとなれば、嫌がらせをされかねない。

てか、そのうちの二人は知ってる子なんだけれど、まぁ、性格がひん曲がったお嬢さん方なんですわ♪ヽ(´▽`)/♪

なので、黙っているのは何だか後ろめたく感じる…と言うミカンを説得して、先生方以外は誰にも内密に進めました。

受験なんて、言ってみれば戦みたいな物です。

戦略を立てて欺くのも正しい道だと思います。

ともかく、一安心。

本当は四年生大学に直接行きたかったミカン。

でも、同じく受験生のイチゴちゃんが私立高校進学が濃厚になって来た時、短期大学に進路を変更してくれました。

とりあえず初期費用や学費の安い短大から入ってバイトでお金も貯め、卒業後に四年生大学の三年生に編入して勉強を続けると言ってくれました。

この子は本当に…。

長女の自覚がありすぎると言うか…。

いつも感謝しかないです。


で、そうそう。

イチゴちゃん(・_・;

まさかまさかの、私立高校ですよヽ(;▽;)ノ

イチゴちゃんもイチゴちゃんでね、ずっと自分は私立なんか受けない!公立単願にする!ってね、言ってたのですよ。

でもさ、そうもいかないじゃ無いですかΣ(-᷅_-᷄๑)

万が一、落ちてしまったらどうするよヽ(´o`;

落ちないためには、ランクをかな〜りかな〜り下げないと恐いし(・_・;

それもどうかと思います。

だから説得して、信頼する塾長先生のおすすめの私立高校を夏休みに見学に行って来たのです。

そしたらさ、めっちゃ良い学校でさΣ(。☉∆☉)

イチゴちゃんの目が輝いているのを見た時、腹くくりました♪ヽ(;▽;)ノ♪

だって本当に良い学校なんだもん(♡ ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾♪♪♪

あんなの、私だって気に入ったわよっ♪ヽ(´▽`)/♪


家に帰って来て。

それでもやっぱり、公立に目を向けようとするイチゴちゃん(´・_・`)

お金のことを心配してくれているのは明白でした。


ぴ『…いちごちゃん、あの私立に行ったらバイトする?』

イ『…え?(´・_・`)』

ぴ『バイトして、毎月の学費を少し手伝ってくれたら無理な話じゃないんだよ?』

イ『…やるっ!!♪(。・o・。)♪』


三年前。

実はミカンもとある私立高校に行きたがっていました。

最初はイチゴちゃんと同じく私立には興味が無かったのだけれど、夏休みに滑り止めとして受ける高校を見学に行って完全に考えが変わりました。

私立単願にしたい。

そう言われました。

だけれど、そこは学費が物凄く高くって。

もしも公立が落ちてしまったら、借金してでも通わせるつもりだったけれど、あえて大きな借金を背負うリスクには踏み出せませんでした。

それにミカンが今通っている公立高校が、ミカンにはピッタリだと思っていたので。

実は中3の夏休みから、この高校のテニス部の練習に参加させてもらっていました。

ミカンの気持ちも固まっていたはずだったけれど、それでも揺らいでしまうほどその私立高校も良い学校だったのです。

公立よりも受験日の早い私立。

携帯で確認した合格発表。

満開の桜と共に記された【合格おめでとう】の文字。

そのスクショは、今でも私の宝物です。


そんな事情も知っているイチゴちゃん。

バイトして学費の一部を負担する提案をしたのは、ミカンに対して罪悪感を持って欲しくはなかったから。

これで少しでも自分の学費を出した事実があれば、高校の学費を全額親に出してもらったミカンにも面目が立つと思ったからです。

私は、私立でも公立でも良いのです。

その子に合った学校であれば。

イチゴちゃんと色んな高校を見に行ったけれど、正直どこもピンと来なかった。

本当に、その私立高校だけでした。


最初はやはり、どうしてイチゴばかり私立単願で受けさせるのかと憤ったミカン。

ぴ『…ミカン、N高嫌だった?楽しく無かった?』

ミ『楽しいよ?あの学校で良かったと思ってる。だけど、やっぱりなんでイチゴばっかりって思うよ。』

ぴ『不公平に見えるかも知れないけれど、お母さんとしては平等だよ。平等に、幸せな3年間を送れる高校に進んでほしいって、ただそれだけなんだよ。イチゴの場合、公立高校でピンと来る学校には出会えてないんだよ。あんたが中3の時、N高の文化祭を見て、あの私立も良いけれどやっぱりここしかないって二人でピンと来たじゃん。それと全く同じ状況が、イチゴの場合はあの私立高校で起きたんだよ。』

ミ『……。』


それから程なくしての事でした。

ミカンが、短大から大学編入と言うイレギュラーな道を進みたいと提案してくれたのは。


私の人生は、相変わらずの荒波っぷりだけれど。

時に、信じらんないくらいの幸せや奇跡も舞い降りる。


家族は次々死んで行くし。

この状況下で看護師で、しかもダブルワークだし。

震災やら、離婚やら、もう勘弁してくれと思う曲面もいくつ超えたかわかりません。


それでも私が幸せだと断言できる理由。

それは、この娘達の存在があるからです。


ここからお金なんていくらあっても足りない程だと思うけれど、それもまた幸せでしょう。

だって子供が大きくなったなら、親ができることなんて心配する事と金を出す事だけですから
(*^◯^*)ノ

この子達の子育ても、気づけばあと数年です。

今夜も明日も、ガツガツ稼いで子育て楽しみますよ〜♪ヾ(。・ω・。)ノ♪


さて、そろそろ巡視行ってきます(*^◯^*)ノ🍀✨