母と妻

最近はもっぱら
母である意識が強くなって

妻であることを忘れがちになる。


それは


母親業が忙しいから仕方がない

って言いたいところだが

母親業が忙しくなくなるまで

妻業を疎かにしていいのだろうか?


と、最近ようやく気づいた。



なぜ、こんなにも

母であり、妻であることは

難しいのだろうか?


それは、仕事と家庭の両立が
いつの時代でも
難しいのと似ていると思う。


女優の安田成美さんは
家から撮影に向かう時に
愛用の香水を付けて
スイッチを切り替えるという。

その時は母でもなく、妻でもないという。

そう、スイッチが必要なのだ。


でも、家庭の中で
母が妻になるスイッチを見つけるのは
とても難しい。
子供のいる家の中ではどこにいても
母なのだから。


子供が寝てから
夫婦の時間を作れたら
妻の顔を見せられるのかもしれない。

でも、子供と一緒に寝て、朝が早い毎日、
何より夫婦共に疲れている場合、
この夫婦の時間は
当たり前のように削られてしまう。


そんな日々を過ごしていると
「母親なんだから、仕方ない」って
全て母親を振りかざす自分がいることに気づく。


ノーメイクなのは母親だから仕方ない
ダイエットできないのは母親だから仕方ない
オシャレをしないのは母親だから仕方ない
イライラするのは母親だから仕方ない



「妻なんだから、仕方ない」って
言ってもいいはずなのに、
自分が妻だという意識はどんどん薄れていく。



やはり、家庭の中にもスイッチが必要。



それを解決するのは
実は精神論的なメソッドではなく



「美」



妻になるためではなく
母親になりすぎないための美。



家の中でもメイクしてオシャレをすることが
実は妻にとっても、母にとってもいいのではないか?


長男に
「ママはダサくてもいいんだよ」

って言われたことがあった。

褒め言葉なのか、何なのか、よくわからなかったが、

私の中で何かが弾けた。



ダサくても優しいママ
太ってても優しいママ
老けてても優しいママ


どんなママでも
優しいママならいいんだよ。




、、、いいわけない。







優しいママを目指すのは大前提として
優しければ身なりは気にしなくていいと
思いかけていた自分に



優しくも、刺激的な言葉で気付かせてくれた長男に心から感謝w。