更新がだいぶあいてしまい申し訳ないですm(_ _)m
つわりで体調の良い日と悪い日が混合してまして、まだ本調子ではないですが、そんな時でもこれは書かねば!と思って今書いておりますので是非お付き合いくださいませ(^^)
テーマは『「自分」と「他者」を勇気づける』でした。
アドラーは幸福には「共同体感覚」が必要であると提唱しているんですね。
共同体感覚って何!?って感じですよね。
他者を仲間と見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられること。
だそうなんです。
この共同体感覚がないと、本当の意味での幸福は得られないというものなんです。
それには、自己への執着から他者への関心へ切り替えなければならないと言っています。
そして、そのためには
自己受容
↓
他者信頼
↓
他者貢献
このステップが鍵になるんだそうです。
個人的には最初の自己受容が一番大事なのではと思いました。
ありのままの自分を受け入れる
つまり、他者ではなく、自分で自分を受け入れるということ。
他者が受け入れてくれるかどうかなんて関係なく、自分のものさしで自分を受け入れる。
前回のブログでも書いた承認欲求を捨てることに繋がりますね。
これがまさに、嫌われる勇気なんですよね。このネーミングは著者の岸見一郎先生が付けたんですかね?これだけ本が売れたのはこのタイトルの力も大きいですよね。
正直、ありのままの自分を受け入れることが、どうやって他者を信頼することに繋がるかはわかりませんでした。
ですが、ありのままの自分を受け入れることは、自己への執着がなくなるということでもあるということはわかりました。
自己への執着がなくなるから、自然と他者へと関心がうつり、他者を信頼できるようになるということなのかもしれません。
そして、他者に貢献することができたと思うことで、幸福を感じるという仕組みなのだと思います。
普通の幸福感と真の幸福感ってあると思うんです。
例えば
いつもなら缶コーヒーだけど、今日は仕事を頑張ったから、スタバのコーヒーを飲んだという幸福感。
→これは自分だけ幸せになる。
いつも缶コーヒーで我慢している夫のために、わざわざスタバでコーヒーを買って帰って、夫にとても喜ばれた時の幸福感。
→これは自分も夫も幸せになる。
あくまでも、私の日常なので幸福のレベルが小さいのですが笑。前者が普通の幸福感、後者が真の幸福感ですよね。
アドラー先生的に言うと、前者の普通の幸福感は幸福に値しないと言われるかもしれないですが笑。
普通の幸福感は手に入れやすいので、こっちだけの幸福でいいやって思う人も結構いるんでしょうね。恋愛しない若者が増えてるってのも、これが要因なのかと思ったりもします。
私の大好きな映画なんですが
この映画を思い出しました。
まさにアドラー先生の言う通り、幸福には共同体感覚が必要ってことを言ってる映画なんですよね。もちろん、この映画はアドラーには全く関係ないですよ笑。自由を追い求めて旅に出る若者のお話なので。
私も20代前半くらいまでは自由になることが、幸せになることだと思っていました。自由とは、誰の支配も受けず、自分の意思だけで思いのままに行動できるということ。そうなれたらなんて幸せなんだろうと思っていました。
でも、自由は誰かがいる世界だからこそ、自由を感じられるんですよね。
誰もいない世界で自由を叫んでも、それは自由ではなく、孤独。
この映画にそう教えられたんですよね。
結局、人は誰かといることで、真の幸福感を得られるんだと思います。