エレカシ＠Zepp Tokyo

「人生のピーク」という言葉があります。

言うならば自分が
一番輝いた時期
一番幸せだった時期
のことでしょうか。

この時期は生きていれば誰しもに訪れます。
気付くか気付かないだけで。

「私には人生のピークなんてあったのだろうか」
「あの頃が人生のピークだった」
「毎日がいつもピークです」

という人もいることでしょう。

でも、エレカシは
「人生のピークへと向かう」
というスタンスでずっと生きてると思うのです。

だから、もしかしたら彼らは一生
人生のピークを感じることはできないかもしれません。
というより感じようとしないかもしれません。

そういう人にだけ、
人生のピークが何度も訪れる（与えられる）
のだと思います。
本人たちはそう思わないかもしれませんが。

人生のピークを自分で感じられることは
非常に幸運なことだと思います。
ですが、その人には人生のピークというのは
一度しか訪れないような気がするのです。

何度も人生のピークが訪れる人と
どう違うのか・・・

それをエレカシが教えてくれました。

「充足感」と「満足感」の違いがわかりますか？

充足・・・足りないものが満たされた状態
満足・・・心が満ち足りた状態

彼らは充足しても、決して満足はしないのです。

幸せな時期が訪れても
「今のままじゃだめだ」「まだまだ」と
言うのとは違います。
これだといつになっても幸せを感じられません。

「もうこれ以上の幸せはない」
と思う満足感とも違います。

大事なのは
幸せが訪れた時に「幸せだ」と言える
充足感だと思うのです。
それによって人はもっと
「幸せになりたい」と思うのだと思います。

昨日のライヴで
宮本は「嬉しい」「幸せだ」と
今の充足感を伝えてくれました。
さらに、
「人にいいことをしたい。人の役に立ちたい」
と何度も何度も言っていました。
もういいよっていうくらいに。

この境地に立って生きている人が
世の中にどのくらいいるんだろう？

初めてエレカシを知った時、
私は中学生でした。

そして１０年以上経った今
満員のZepp東京で
彼らを見ることができるなんて
私は本当に幸せだなと思いました。