月曜日の晩
マイディア
バリアフリーのお部屋にて
アルプスの少女ハイジ談義
だめだ暴走しすぎ
怒られるわ
ごめんなさい
ロッテンマイヤーさん・・・
月曜日の晩
マイディア
バリアフリーのお部屋にて
アルプスの少女ハイジ談義
だめだ暴走しすぎ
怒られるわ
ごめんなさい
ロッテンマイヤーさん・・・
学生時代。1両編成の電車が止まる駅前のボロアパートに彼女と二人で暮らしたことがあった。
日雇いのバイトから帰ると「おかえり、バイト代入ったんだね、ごちそうさま(笑)」と彼女はいつも笑顔で鋭いお出迎え。それから二人手をつないで銭湯に行くのが僕らの日課だ。
彼女は「ちょっと遠回りしていこうよ」と僕の手を引っ張りながら銭湯とは逆の方向に歩き出す。彼女の寄り道に付き合うのは決まって近くの本屋さん。こんな小さな町なのにヴィンテージの絵本や洋書が充実した不思議な雰囲気の本屋。美大生の彼女は一日居ても飽きないそうだ。
僕は雑誌をペラペラっとめくって、それからCDの棚を眺めた後、隣の洋服屋でジーンズを品定めする。しばらくすると彼女は「もう、すぐ居なくなるんだから」と膨れ顔で僕の背中をたたく。
ごめんごめん。もう風呂行こか?
「もう、次からアタシ一人だけで来るもん」彼女は後ろ髪を引かれながらその本屋を後にした。
ゆっくりとした時間が流れる京都の一乗寺という町にある恵文社という本屋さんでむかし繰り広げられた僕らのこんな日常。