本当に霊が分かる人で,霊と向き合ったことのある人なら分かるはずだが,
強い無念をもって亡くなった先祖が,子孫に助けを求めている場合,
祓っても祓っても何度でも出てくる。


現実には,お祓いなどできないと思ったほうがいい。
ではどうしたらいいかと言うと,
真心をもって供養することである。それしか方法はない。
お祓いという攻撃的な方法では解決しない。

小生は,行者になって霊的感覚が出てきた頃,そのことが分からず,
先祖に関わりのある霊に憑依された人から,霊を外そうと思って,
九字を切ったり,いろいろな術を使ったものだが,何をしても通用しなかった。
結局,どうしたかと言うと,霊と話をし,苦しみを理解してあげ,宥めて,そして出て行ってもらった。
2時間近くも霊を宥めたこともある。そのような時は,クタクタになってしまう。

人間でも,霊でも,攻撃的な方法では,根本的な解決はできないと覚えておくことだ。



ちなみに,本当に霊的能力のある人は,自分で自分を霊能者とは絶対に言わない。むしろ隠す。霊能者商売はしないし,YouTubeやSNSなどをすることはない。セミナーとか勉強会のようなものを開催することもまずないだろう。

本物は非常に地味だし,基本,心のきれいな人としか関わらない。


それと,霊とのやり取りは非常に疲れる。1回おこなえば相当な体力を消耗する。
1日何人もの人を霊視をするというのは現実には不可能なのだ。偽物だから,実際には視えてないからそれができるのである。
 

霊を自分の身体に入らせれば寿命が縮むし,腎臓が大きなダメージを受ける。

霊を身体に入れさせたことがある人は分かると思うが,霊が入ってくると腎臓が非常に痛くなる。

あと,重要なことは,嘘の霊能者をやっていると,非常に重いカルマをつくることになるし,
相談に来た人の因縁もたくさん背負うことになるので,確実に晩年は不幸になるだろう。霊や霊の世界をなめていると大変なことになる。