「前世の因を知らんと欲せば,今生の受くる所を見よ。来世の果を見んと欲せば,今生の作す所を見よ」
 

このような言葉がある。

もしあなたが,前世で何をしたのか知りたいと思うならば,それは,あなたが今,享けている境遇,すなわちそれですよ。
 

という意味である。




過去世から,積み重ねてきた善悪が宿命となります。

今世で,人に助けられる人は,過去世から,人を助けてきた人だし,
 

今世で,人に騙されてばかりの人は,過去世から人を騙してきた人である。



今世で幸せなお金持ちの人は,過去生から,人に施し,人を幸せにしてきた人である。
 

今世で貧乏で不幸な人は,過去世から,私利私欲で人に施すことをせず,人を不幸にしてきた人である。



へんなスピリチュアルに傾倒して,おかしくなっている人のなかには,前世のことをやたらと知りたがる人がいるが,

上述のことだけで知っていれば十分である。



今世で,貧乏で不幸なら,人に施すことを心がける,人に感謝されるような生き方をする。

そうすれば,先の人生に変化が起きてくるのだ。