特別な修行もしていない人が,急に,霊を感じるようになるとか,神の言葉が降りてくるようになるとかは絶対にない。精神の病か,低級霊によるものである。

事故などで,九死に一生を得るような体験をした人のなかには,クンダリニーが覚醒してしまい,霊的な能力が発動してしまうことはあるようだが,それは稀である。



ただ,霊に敏感になってしまうことがある。これが危険な兆候であることが多い。

その,霊に敏感になる時とは,生命力が非常に弱くなっている時か,死期が近づいている時である。


分かりやすい例でいうと,老人の介護を長年やっている人は経験があるかも知れないが,老人が,おかしいことを言い始めたと感じる経験があると思う。

たとえば,歩けない人が,いろいろなところに遊びに行っていると言うようになったり,あるいは,誰も来ていないのに,いろいろな人が来ているとか,このようなことを言うようになる。元気な人からみれば,ボケが始まったと思うかも知れないが,それは,魂が抜けて実際に遊びに行っているのである。
誰かが来ているというのは,その辺の浮遊霊が来ているのである。それが見えるようになってしまっているのである。
老人で死期が近づいていると,このような現象が起きることがある。


若い人でも,生命エネルギーが非常に弱くなっていると,霊に敏感になったり,見えるようになることがある。

また,生命エネルギーが弱くなっているということは,運が悪くなっている状態 とも言える。

いずれにしろ,特別な修行もしていない普通の人が,ある日,突然,霊や神を感じるようになることはまずない。

盲目の人が,ある日突然,霊的な感覚に目覚める,ということはあるにはあるが,これは非常に稀である。

基本,あれば悪い現象だと思って間違いない。

 

一時的ならよいが,霊を感じたり,見たりする現象が継続するようなら2年~3年以内に何かあるはずである。
老人であれば亡くなるかも知れない。

波動,氣,こういったものが感じられるようになると,人生で役に立つことは多い,気づきがあったり,運が好転することが多いが,低級霊を感じたり,見たりしているとろくなことはない。悪いことが起こる前触れであることが多い。