他人の邪気とか,嫉妬,怒りといった悪い念が,人の心に影響を与えるとしたら,それはやはり,自分に自信がない心,その隙に入り込む。

入り込まれた人は,吸血鬼ではないが,同じように悪い念を飛ばすようになることがある。



一例でいえば,いじめである。
誰かをターゲットに,何人かで,いじめをしているとする。それを見ている周りの人で,自分に自信のない人は,自分もやられるのではなかと不安になる。その心の隙に,いじめている人間どもの悪い念が入る。そうすると,いつのまにか,その人間も一緒になっていじめているということがある。学校でも,会社でもこのような人間はいると思う。正直,人間のクズではある。
 

それが,自分に自信が漲っているような人であればどうだろう。いじめをするような人間と一緒になっていじめることなどしない。
逆に,いじめている人間に注意して,やめさせるかもしれない。

何人かで,一人の人をいじめるような人間は,所詮は弱い人間である。一人では何もできない。本当に強い人間の気迫を目の前にしたら,震えあがってしまうだろう。


話を元に戻すと,
他人の悪い念に入り込まれないようにするには,自分に自信をもつことである。

自分に自信をもつことが,自己防衛の力になる。
 

自信も,結局は,生命エネルギーが強くなければ,漲ってこないのだが,その他に,勉強をして知能を高めることも必要であるし,身体を鍛えることも重要だ。

勉強は,修行と同じで終わりはない。死ぬまで学び続け,自分を向上させるべきだ。

知能を高めるだけでなく,本当の頭の良さを身につけることである。
洞察力を高くすることもとても大事だ。


日本には,勉強だけできて(ただ記憶力がよかっただけ),医者になった,法律家になった,公務員になった,という人が結構いる。自分の専門分野以外のことは何も知らない,常識がない,人の気持ちが分からない,性格が非常に悪い,保身のためなら人を平気で裏切れる,という人が多い。小生は,そんな人間をたくさん見てきた。

そんな人間が,世の中を動かしているのだから,それは世の中が,よくなるはずがない。