霊的エネルギーのなかでも,物質寄りのエネルギーで「魄」(はく)というエネルギーがある。
魄は,思念の形といってもいい。

人の思念が,何かを生み出すわけである。
魄は,生霊という概念に近いといえる。

強い思念が,ひとつの独立したエネルギー体となり,意志をもち,その場所にとどまってしまう。
悪い念だけではなく,良い念も残る。

ちなみに,修行を積んだ行者は,強い思念を利用して,様々な霊術を使います。
たとえば,念じて生み出した魄を霊符(護符)に付着させると,法力が発動し,非常に効く護符になります。

魄が付いた護符は,掌に乗せると,護符の周りを,エネルギーが回っているように感じます。
人によって若干体感は異なるが,何らかのエネルギーは感じるはずである。

仏像にも魄は宿ります。
ただ,最近の寺の本尊(仏像)は,ろくに修行もしない坊主が多いので,良い魄は宿らず,低級霊や邪気の依り代となっている本尊も多い。むしろ,そちらのほうが多い。
よくないものが出入りしている本尊は,怖く感じるものである。


ちなみに,昔は千羽鶴というのがあったが,千羽鶴も魄がこもるから効果があるのである。

いずれにせよ,非常に強い思念は,独立したエネルギー体となり,良くも悪くも作用する。使い方によっては,人生を好転させる大きな力となるので,念力は強化するといい。

ただ,念力を強化するにも,生命エネルギー強化は絶対である。

生命エネルギーは,何をするにも必要な原動力である。