ずばり,それは性格である。

小生が,もう30年前くらいになるが,人に雇われていた頃,会社の人で,年がら年中,毎日がつまらない,お金がない,不幸だと愚痴をこぼしている人がいた。それを聞いているだけで,気が滅入ってきたものだ。

会社を辞めて,行者の道に入って,修行をしていくうちに,目に見えない法則が,いろいろと分かってきた。
小さな悟りが,積みあがってきた。

そして,不幸になる根本原因は性格だと分かった。

悪い因縁も,結局は,自分でつくりだしているのだし。



毎日がつまらないのは,自分の性格が歪んでいるからである。

お金がないのは,お金が逃げていくような性格をしているからである。

不幸なのは,不幸を引き寄せるような性格をしているからである。

 



性格に問題があると,人も,お金も,幸せも逃げていくのである。
人に裏切られるような性格をしている人は,そのままの性格では,絶対に幸せにはなれない。


それと,重要なのは,自分の性格に問題がなくても,幸せになりたければ,性格の悪い人とは,お友達になってはいけない。同情してはいけない。一切関わらないことである。

厄をもらいやすい人は,誰にでも同情したり,感情移入する傾向にある。そして自ら不幸になっていくのです。

 

性格の悪い人に,同情しても,ありがたみなど感じてもらえないどころか,恩を仇で返されるだけである。人は,よくみて付き合わなければならないのである。

 

お互いに,高めあえて,お互いに大切にしあえる人とだけお友達になることである。

 




幸せになりたい人は,上記法則をよく覚えておくことである。

ちなみに,不幸になる人は,自分の性格に問題があっても,それを全く理解できない人がほとんどである。自分の性格の問題点,改善点をきちんと理解し,改善しようとするだけの知能があれば,不幸にはならないのだ。

 

一応,反省できるのは人間だけといわれている,人の魂を持った人間は,反省し,感謝できる。しかし,動物以下の魂を持つ人間は,反省も感謝もできない。素直な心,許す心もないのである。