霊感というのは,霊感を感じようしてから考えるのは間違いです。
考えた末に,わからなかったことを,最後に霊感にたずねるのである。


そのことを如実に物語っているのは,日露戦争の際,連動艦隊の作戦参謀として活躍した海軍中将の,秋山真之のエピソードです。
ロシアの艦隊の動きがわからずに困り果てた真之が,考え抜いた末に,疲れ切って眠りに落ちた時,霊夢によって動きをつぶさに知ったという有名な話が語り継がれています。

霊感は,緊張して,弛緩したときに降ってくることが多いのです。この順番を間違えてはいけない。
霊感を得たら,迷いなどあるはずがないのである。

基本的に,霊感とは,並々ならぬ努力をしている人間に降りてくるのである。
成功者は,並々ならぬ努力をしているから,本人はそれと気づかずとも、霊感(智慧の働き)を得ているのである。

霊感というと,霊を視たり,感じたりするものと勘違いする人もいるでしょうが,それは間違ったイメージである。テレビの見過ぎである。テレビでやっているのは嘘ばかりで,何一つ本当のことはない。
霊感とは,本来,上述のようなことをいう。

 

霊が分かるから,それがどうした,ということである。凄くも何ともないのだ,そんなものは,少しコツを掴めば誰でも感じれるのである。

霊が分かるからと,自分は特別だと勘違いする人もいるが,それは,低級霊に憑りつかれているか,統合失調症の類だと思って間違いない。

高い境地にいくと,低い霊など感じなくなるのである。


ちなみに,運の悪い人や,何をやっても失敗する人は,例外なく,迷いが多く,決断力がない。そして神経質である。これらの性格は,霊感や閃きを遮ってしまうのだ。さらに,根に持つような人間(今風にいえば粘着質)は,これは霊感を得られないばかりか,地獄の波長に通じ,挫折続きの人生になる。魂の成長はなく,成功や幸福とは程遠い。