占いで未来を共に創る
コンシェルジュ。
藤 祥子です。
またまた ちょっと聞いてくださいよ。
うちの夫の話なんですけどね。
私が家族に対して、
「今日も元気でよかったねー」
「すごいすごい、えらいねー」
って褒めちぎってると、横から冷た~い視線が飛んでくるんです。
夫の言い分はこう。
「今まで出来ていたことは、褒める必要なし!」
「出来なかったことが出来て初めて『偉い』んだ」
「今のうちに厳しく育てないと、社会に出たら通用しない」
おっしゃる通りです。
なんて私が言うわけもなく
聞かなかった振り。をしてます(笑)。
いーーじゃないの、私がほめてるんだから。
それとも何? あなたも褒めてほしいの??
(ここまでくるとめんどくさいからほっておくけど)
正論ですよ。
確かにそう思いますよ。
だけどね ここは会社じゃないのよ。
私も部下ではございません!!
いったい何年あなたの妻をやっていると・・
(あ、また 話がずれかかってきた・・・)
会社や部下を守るために戦ってきた、「企業戦士」なんでしょうが
「お父さん」と「お母さん」の役割って、ちょっと違うと思うんです。
(いつまでも母であり父であるのは続くのよね)
夫が「もっと頑張れ」と背中を叩く係なら、
私は「そのままでいいよ」って微笑む担当だから。
そもそも、褒めることに気が付いたのはつい最近なんですけどね。
ここだけの話、
私自身が「褒められて育った記憶」がないんですよ!(笑)
子供のころ、
風邪をひけば「自己管理がなってない!」って怒られて、
怪我をして帰れば
「落ち着きがないからだ!」って責められて。
そんなこんなで、もう60代になりました!
(びっくりですよね、60代って。)![]()
未だに人から褒められると、
「いやいやいやいや
たいしたことありませんからぁぁあああああ。…」
みたいに、挙動不審になっちゃうんです(笑)。
そんな、なぜかいつもビクビクしている私を変えたのは、
とあるサークルでの経験でした。
そこで皆さんが、これでもか!ってくらい褒めてくれたんです。
自己肯定感とか、そんな難しい話じゃなくて
「生きてることだけでもすごいことだよ」って。
最初は「えーーそーなのかなー。当たり前じゃん?」
って思いましたよ。
でも改めて考えたら、当たり前なわけないんです。
「いつも出来ていること」が、明日も同じように出来る保証なんて、
どこにもないんですから。
(あ、また話が重くなりそう💦 脱線、脱線!)
家族がちょっとしんどそうにしている時、
必要なのは「正論」「正解」より
まずは安心感。「ここにいていいんだよ」っていう空気。
夫は横で
「……そんな当たり前のこと褒めてどうするんだ?」
って、不満そうにブツブツ言ってますけど(笑)。
でも不思議なことに、ハードルを地面スレスレまで下げて
「えらいえらい」って言い続けていたら、
家の中のピリピリした空気が、ふにゃ~んと柔らかくなってきたんです。
会話も増えたし、何よりみんなの表情が明るい。
笑える冗談も言えるようになった。
私が「えらいね」って家族に言う時。
もしかすると、「昔、誰かにそう言ってほしかった小さな私」にも、
言い聞かせているのかもしれません。
外の世界は寒いですからね。
(冬だからね
じゃなくてぇ)
「生きてるだけで大正解!」
そんなわけで、私は今日も夫の冷ややかな視線は
華麗にスルーして。
些細なことを褒め続けていこうと思います。
だってそのほうが、
家の中のご飯もお酒も、ずっと美味しいんですもの。
「笑う門には……なんとやら」
ですしね!





