東日本大震災 | On-Zeroのブログ

On-Zeroのブログ

今、始まった有限会社On-Zero。
そこで働く人々の思いの丈が炸裂するとかしないとか。

今回の東日本大震災で被災されたみなさま、
そしてそのご親族のみなさまに、お悔みとお見舞いを申し上げます。


被災していない地域の方にも、今回の報道映像などを見て
気持ちが落ち込んだりしている方が多いようです。
これは、精神的な二次的被災者となってしまっている可能性があるようです。

「自分にも何かできないか。」
こう考えるのは人間として持ち合わせた、ごく自然な感情だと思います。
ただ、これが少し飛躍して
「自分は何もできていない。」
というような【無力】という感情になることは望ましくないと思います。

日常生活を続けていくなかで、衣・食・住は欠かせません。
しかし被災地の事を思うあまり、その3要素にすら
「贅沢なのではないか?」
という疑問を抱いてしまう方がいるようです。

節約すべきは節約し、無駄を無くすようにすれば
それは単なる日常生活であって自分の生活の基礎なだけです。
贅沢という言葉の尺度はそれぞれの人がそれぞれに持ち合わせているので、
端から見れば贅沢と映るかもしれません。
ただ、その時に、
「これは自分の日常生活だ。」
と、周りに引け目を感じることなく、堂々と胸を張って言えるのであればそれでいいと思います。
自ら生活の基礎を手放す必要はないと思います。

被災地以外の方まで疲弊してしまったら、この国はどうなるでしょうか。
それこそ、被災地の復興などありえなくなるでしょう。


募金はいくらしたかが大事なのではありません。
物資を提供したかどうかが善意の尺度ではありません。
ボランティアとして活動することだけが被災者支援になるのではありません。
募金、物資、ボランティア、全部単なる手段の一つでしかないのです。
そしてもう一つ、
「日常生活を維持する。」
これが自分たちにできる手段の一つであり、
無意識にもその手段は実行できていることを、見落としてはいけないと思うのです。

未曾有の大災害となった今回の震災。
改めて、被災地のみなさまの一日も早い復興と、
みなさまのご無事を心よりお祈り申し上げます。