ふと気づいた。
私は上京してたとき、姉と暮らしていたからひとり暮らしの経験がない。
そして、姉は『自分と親しか居ない暮らし』を知らないんだな。生まれてから数年は例外として。
だから家を出ることに躊躇が無いんだ。
私は、私がいなくなることで父と(言いたくもないけど生物学上)母がどうなるか、考えただけで怖くなる。
家を出る勇気がない?言い訳?多分人にはそう言われるけど。内情を知らない人にはそう見えるのだから仕方ない。
血は水よりも濃い。
でも、それを身を持って知る人間と、知らない人間では大きな差がある。
でも、それは言えない。
私が姉の足を引っ張るわけには行かない。
沈むなら私一人で沈む。
何も持たず、独りで、沈む。
思う所あり、
これから自分が何をしたいのか、ノートに書き出してみようと思った。
ごちゃごちゃな頭の中を紐解いて、どうにか引っ張り出そうとしたけど、
全く言葉にならない。
そもそも、考えているのは、私なのか何なのかさえわからなくなる。
誰に見せるわけでもなく、ただ自分と向き合うためにノートに向かったけど、
なんにもならなかった。
言葉が出なくなる恐怖を思い出しただけだった。
今までをしまいこんで、もう一度ここから。