実は最近「脚本家サマ」のことが気になって気になって、雨穴さんのいよいよ

来月に迫った映画はどんな方が脚本を書かれる(た?)のだろう、と

見て来ましたら。

丑尾健太郎さんとおっしゃる、数年前にドラマで大いに盛り上がった、あの

『半沢直樹』を担当されていたようですね。

最寄り、といっても片道30分くらいのシネマモールでも上映されるらしく

嬉しかったんですが……。

 

先月末に自死を選んでしまった女性の漫画家さんと、そのドラマ化にあたって

脚本を担当された方(以下Aさんとします)、及びお仲間さんについてです。

 

ドラマはほとんど見ないですし、ご遺族のお悲しみを思えば本当に賢い方は

何も言わないのかも知れませんが、これだけは言いたい。

原作はあくまでも原作者先生のものであり、脚本家が動画で束になって

「オリジナルの企画を出しても通らない」からって八つ当たりはよしましょう。

企画が通らないのは面白くないから、理由はこれだけではないでしょうか。

ヒットメーカーに嫉妬している暇があるなら、愚痴まみれの動画を出す前に勉強です。

 

とにかく個人的には、今までの「脚本家」のイメージはがらっと変わりましたね。

Aさん以外にも原作者と合いたくない、話し合いお断り、といったスタンスの方が

わりと多いようで、どれだけコミュニケーション嫌いな人が多いんだろう、と。

そのドラマとかアニメを伝える相手は人間じゃないんですか。

 

「死んでる原作者が一番ありがたい」と暴言を放ったアニメーターもいたかなあ。

文句やこだわりが伝わってこないから、ってことですかね。

 

Aさんはインスタグラムでハッシュタグをたくさん付けておきながら、漫画家さんの

お名前だけ省いていたというのは、このドラマは私の作品、って言わんばかりです。

本当のことが知れ渡り始めると、定番の記事消し(でも増える)。

逃げ足だけは速いんですね。謝罪や釈明はとっても遅いですが。

 

かつて、清水義範先生の小説で、ひどいあだ名を付けられていじめられていた少年が

勉強を頑張ってお医者さんになり、かつてのいじめっ子がひどいけがをした我が子を

つれて偶然その医師のもとに訪れる、という作品がありました。

 

清水先生らしい「人っていいものだなあ」という読後感を持ちましたが

なんとドラマ化された結末は、医師であることをかなぐり捨てて、けが人を盾に

謝罪を迫るという結末に。

あのー。あなたの好み押し付けられても、困るんですよね。

原作ではちゃんと医師として、葛藤もあったでしょうが、治療するシーンで終わった

と思います。

 

最近新刊が出ないのはご高齢だからという可能性もありますが、テレビ出演でも

なかなかに不快な思いをされたらしく、こういうことが原因だとしたら……。

 

腹立たしい。