打倒どんつく亭
友達集めてやっている創作チームがあるんだが,
そこの発表会が,きのう終わったところ。
楽器3台で下手な演奏を数曲披露してはみたが。
インストが中心で,必死さだけが目立ったはず。
今は,燃え尽きたというか,くすぶっているというか・・・ 微妙なところだ。
++++++++++
やっぱハモりをやりたい。
できることならアカペラで。
同世代の女子だけじゃ5~6声の完コピは無理だと分かっていても
誰かと声を合わせる楽しさはローニャクニャンニョ(言えてない)
絶対に共通だと思っているからだ。
今の自分たちにしか出来ない音を,作ってみたいわけだなあ。
++++++++++
どこまでもだだっ広く浅く,好奇心だけで突っ走っているかに見える
某おくむらさん。
アカペラスコアを見ると,あなた様の本当の才能が分かります。
どんつくぴしー。
ぴしー。
夜道を自転車で走りながら,そっとつぶやいてみるのです。
ドン・・・・・どん・・・・・どぅん。
ぴしー。
キシャァァァ!
妖怪が出そうな音です。
うーん。
写ってるんデス
ラグフェアはどう見てもビジュアル系バンドではないのだが,
グラビア写真を多用する雑誌への露出がやたらと多い。
一緒に載っているアーチストと比べると,明らかに
「カメラ目線慣れ」していないので,
(彼らをたっぷり見られる有難さ,とは全く別の次元で)
なぜに彼らがこの雑誌にこのページ数で・・・と不思議になる。
恐らく,業界特有の力関係(みたいなこと)も理由なのだろう。
そうとしか考えられん。
発売された雑誌の特集記事を見るにつけ思うのは,
なんであんなに気取って(無理して)いるんだろう,ということ。
事務所の方針か,取材側の要請か,
はたまた本人の意向なのか知らんが,
6人揃っておかしなポーズをつけて(つけられて)
中途半端な真顔で写っているのを見ると
背中のあたりがムズムズしてくる。
ああまた彼らの良さが死んでいるなあ
と,思うのだ。
眉間にしわを寄せて,妙な形に足を組んで
カメラに向けて作ったポーズよりも
ごくまれに見られる,ライブ中の横顔やオフショットの方が
はるかに,明らかに,魅力的なんだがなあ。
++++++++++
「紅の豚」という映画の決め台詞に
カッコイイとはこういうことさ。
という名文句がある。
この言葉を思い出したのは,久々に「惚れる」写真を見つけたせいだ。
最高じゃない?
本人たちはどう受け止めるか知らないが,敢えて言う。
カッコイイ(と思う)のは,こういうフォトさ。
・・・すまん。
でも,本当に一発で気に入った。
ここ数年のベストショットだなあ。
写っているのは3人だが,
ひとりひとりのキャラクターが全開で,
何よりも,彼ら自身が自由で
実に「楽しく撮られて」いるじゃあないの。
これですよ,これ。
++++++++++
写真は撮るのも撮られるのもひどく苦手だが,
見るのは好きだ。
日々,写真や画像を目にしていて思うのは,
プロだろうがアマチュアだろうが,
被写体にとって一番自由な瞬間を,パシャッと写し撮ることができれば
誰が何と言おうとそれが 「その人らしく」「カッコいい」 写真なんだ,
ということ。
その意味で,
無類のエンターテナーとしてのラグフェアをPRするためには,
撮った人と撮られた人が
「あはははは,何だこりゃ!!」
「いいね!実によくキャラが出てるねぇ。」
と全力で言い合えるようなショットが,
最もプロモーション効果があるはずなのだ。
まあ,グラビアが これ ばっかりってのも,
ビジュアル雑誌にとっては具合が悪いだろうが。
++++++++++
私は,
こういった観点から彼らのプロモーション活動をチェックしているもんで
「2枚目のラグフェア」を見るのはライブだけで上等だ。
動画におけるスマッシュヒットといえば,当然
半熟の手作りムービー ということになる。
正直,あれにはやられました。 >引地D
せっかくメンバー内に
プロデューサーと監督とカメラマンと宣伝係とが
すべて揃っているわけだから,
ライブ&メディアラッシュが落ち着いたら
また何かやらかしてくれんかのう。
ああ,それにしても いい写真 だわ。
このオーラのなさがたまらん。
20ページのグラビアより魅力的な何かが,絶っ対に写っている。
読まれた・・・
たいがいRAG以外の話題も書こうとは思ってるんだが。
ファンクラブの会報,読んだ。
事前に各方面から 「今回は健一氏がスゴイらしい」 という情報を得ていたが
期待を裏切らない内容で,楽しませてもらった。
あれだね。
やっぱヤツは宇宙から来たね。
バスローブで手にウシをはめて自転車にまたがることが
いちばん自分らしい,と言い切れるその感性。
明らかに,この星のモノではないね。
そして,読み応えがウリの会報の情報量を
字が多くて読むのがメンドウじゃん
と,平然と切って捨てるその感性。
たしかにそう思ってるファンはいるかもしれないが,
自分で言うんかい。
ああそうかい。
++++++++++
あれだよね,
あらいさんって,
宇宙人は宇宙人でも,
キャラクター物だよね。
ガンダムでいうところの,ハロ。
Dr.スランプでいうところの,ガッチャン。
うる星やつらでいうところの,ジャリテン。
GuGuガンモでも,ペットントンでもチョビンでも
そこら辺の役どころのもんなら何でもいいんだけど。
いちばん自分のイメージに近いのは,
なんだが・・・・。
どうでしょ。
ファンクラブイベントのレポを読んで眠った朝,
会社でキューピッツのコーラスを口ずさんでいることに気付き
呆然とする4月。
あのイベント行ってないのに。
動画も見ていないのに。
リーダーの思うツボってことか。
と思うと異様に悔しい4月。
読んだつもりが,読まれたってことかよ。
ちっ。
後楽
いやいやいや,そんなわけでですね (←礼央化?)
しばらく書けずにいるうちに,各種のリリースが一気に進んだ模様で。
1. 写真&インタビュー本
2. 武道館ライブのDVD
3. ファンクラブ会報
4. ライブ情報
5. 新曲情報
ファンサイトも連日盛り上がっておりますな。
こんな祭りムードの中,私が一番待ち望み,
楽しんでいるのは・・・・
実は3番だ。
すいませんね。
アーチストとしての写真にはさほど興味がない。
(オフショットは面白い)
インタビューは過去に雑誌で読んでいるものもあるから
懐かしいとは思っても新鮮なオドロキはない。
(読み落としたものを発見するとトクした気分にはなる)
ライブでチケットを争奪することは苦手だし
(情熱ある友人のお陰で行ける。ありがたや)
新曲プロモーションを追いかける根気もなく
(情熱ある友人に多謝)
若いファンの暴走に右往左往する気にもならない。
(真実とは,待ってりゃいつか分かるもの)
+++++
その中でもっとも心にひっかかりつつ,手が出ないものが
2番のライブビデオである。
あえてDVDと書かないのは,読んだときの語感が気に入らないから。
ライブディーブイディー って,なんかなあ。
今回発売されたビデオは,
昨年初めて実現した日本武道館のライブを収録したものだ。
私は当日,このライブを客席で見た。
想像以上に綿密に構成された,とてもいいステージだった。
自分の中に,まだまだその日の熱気が残っているうちに,
録画されたステージをテレビ画面で見る,ということが
どうもあまり,得意ではない。
メイキングやインタビューなど,
ステージ以外にも面白そうな映像が入っているので,
ほとぼりが冷めた頃には買うだろう。
部屋を暗くして,デカい音で,
ちょいと踊りながら見てしまうだろう。
その時間が,どこかの缶コーヒーのCMのように,
くたびれた心に火をつけてくれるとしたら,とってもいい。
娯楽としてのライブビデオ。
ファンとしてそれってどーなの,という意見もあろうが
私は 「ずーっと後で楽しむ派」 なのだ。
そんなわけで
「後楽」。
今夜はじっくりと,隅から隅まで・・・・ 会報を読む予定だっ。
コンプリ
つちやさんのネットラジオが終了した。
正確には来週の配信分が最終回だが、
録音放送を勘定に入れることはできない。
その証拠に、本人がブログにメッセージ を書いた。
なんというか、聞き手の都合(まだもう一回ある、ということ)を考えれば
このタイミングで出すもんじゃないだろう、という意見もあるだろうが、
これこそが、つちやれお。
彼にとってラジオという場所は、
一個人として「本当に自由に」自分の思いを表現できる
貴重な場所であったのだろう。
オールナイトニッポン最終回で泣きじゃくりながら歌った歌も
深夜ならではのテンションで、感動的だったが
今回のメッセージも、とてもいい。
1人のリスナーとして、彼のテンションに元気づけられ、
前に進むためのパワーをもらった。
またどこかで、彼は番組を持つことになるだろう。
それがネットだろうが、地方局だろうが、
そんなことはどうでもいい。
シンプルに 「土屋礼央」 として喋る彼の声を また聞きたいと思う。
ああ、喋りそのものは
全然シンプルじゃない
のだけれど。
complete 完成する
complecate 複雑な
complex 劣等感
どの言葉も 実に彼によく似合うな・・。
というわけで
「コンプリ」。
オアシスへ
所用で三重へ来る日に、たまたま名古屋で無料イベントと遭遇。
これも何かの縁だろうと行ってみることにした。
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■ 中京テレビ主催 春イベント(栄/オアシス21)
総論としては、「すげぇよかった」ぁぁぁ。
お笑いライブと怪しいキャラクターショーの2時間に耐え
(ちゅうてもそれなりに発見はあったが)
寒さに耐えて、待った甲斐があった。
いんやー。
やっぱこの人たちのライブは、
自分の感覚にズバッとくるんだな。
都合6曲+ほどよいテンションのMC、羽鳥アナとの絡み、
お客さんのノリも無理がなくて、安心して見られました。
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突っ込みどころは、とにもかくにも音量のバラつき。
屋外イベントとはいえ、放送のプロがセッティングして、
張り付きでブースにいるにしてはお粗末過ぎた。
全体のボリュームが足りないのは仕方ないとしても
あのバランスはひどい。
素人の印象で申し訳ないが、大事なサビやコーラス部分で
完全に曲の魅力が死んでいるように感じた。
前列中央のお客さんには、ちゃんと聞こえていたのかもしれないが、
上手後方(音響ブース脇)からの感想として、
敢えて書かせてくれい。
半熟のリードで、よーすけのマイク音量が小さすぎたのも
(ラグフェア=グラサンがリード、と思っていたのでは・・・)
スターズオンでかとうさんのマイク音量が小さすぎたのも
(マイレージでグラサン&メガネだけがリードだと思っていたのでは・・・)
最終的におっくんとよーすけの声だけが
異様にはっきりと聞こえるようになったのも、
すべて事前の確認不足だったんじゃないかと思うのだ。
他の出演者はステージ中は滅多なことでは音量を調整しないだろうが、
ラグの真骨頂は曲中に頻繁に起こる「持ち回りリード」であって、
その全てを際立たせるのがプロの腕だと思っているので
自分のすぐ隣のテントで首をひねりながら
ちょろちょろっとツマミをいじっている(ように見えた)おねーちゃんに
「だめだだめだ、そこは4番をもっと上げてくれ・・・うわぁぁもったいないぃ!」
などと、何度も叫んでしまった(心の中で)。
Sheサイドの伸びやかなかとうさんの高音が・・・
ビートルズのけんいち氏の歌声が・・・ ほとんど聞こえなかった。
立ち見の疲れもあるだろうが、途中でどこかへ出て行く人がちらほらいて、
もっといい音だったら(少なくとも曲が終わるまでは)聴いていただろうに
と思うと、残念無念。
屈折したファンなもんで、
あまりメジャーになってほしくはないが、
そのステージの楽しさと実力には、一億人が笑顔でひれ伏すべし!
とは、思っている。
その意味で、こうした一般向け(?)のステージなら尚更、
もっと伸び伸び、ガツンとした音が欲しかったのだ。
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長い待ち時間の間、おもしろいモノも見つけた。
目の前に撮影台があり、据え付きのカメラさんがいたのだが、
その人の台本が、こちらからちょうど読める角度で置かれていたのだ。
上半分は立ち位置表。
<下手から> 荒井 - 引地 - 土屋 - 加藤 - 加納 - 奥村
なぬぅ? こんなんアリか!
リーダーとけんいちがアイコンタクトか!
かとうさんと加納さんが隣りなのか!!
いろいろ妄想してしまったじゃないの。
・・・実際にステージに上がってみれば、いつもの布陣でしたが。
これって、メンバーの顔と名前が入れ替わってメモされたのか、
単なる書き間違いか、どっちなんでしょうね。
個人的には、
「コーラス隊の名前がよく分かんないけど、確認するのも失礼だし
どれが誰でも特にかまわないから適当に書いといた」
に、一票。
そうすれば、マイク音量のバラつきにも説明がつくしな・・・
____________________
下半分には、セットリストが書かれていた。
あー、事前に何を歌うか分かっちゃうのか、残念だなー・・・
と思う反面、
うっほー、なんだか情報先取りでトクした気分だ!
という気持ちもあり、読みづらい文字を必死でチェックする。
1. 恋のマイレージ
2. 半熟ラプソディ
<M C>
3. Old fasioned Love Song
4. It's been a hard days night
5. スターズオン RAG FAIR
<M C>
6. HANA
なぬーっ!
春イベントなのにいきなり恋マレ!?
(やっぱ知ってる曲からってことか)
スターズオンの後にHANAって!
(MCで手拍子の説明するんかなぁ)
4曲目のタイトルは横文字の上に長体がかかっていた
(= 長すぎて一行に入りきらないため、文字幅を細くして詰めてあった)
ため、よく読めなかったんだけど、とりあえずビートルズだな、と。
これまた、いろいろと妄想してしまったじゃないの。
実際にステージがはじまってみれば、
いきなり半熟だし、
ビートルズは「HELP!」からのメドレー仕立てだし、
HANAはスターズオンとつながってるし、
だから当然MCの入る場所は違うし・・・
なんでやねーん!!
と、突っ込みどころ満載だった。
どのタイミングで編成が変わったんかなぁ。
まさか当日?
とりあえず言えることは、
撮影する人にとって、曲名や曲順の詳細は、大して重要じゃないってことだな。
公開録画じゃないし、単独イベントじゃないから
ファンの絶対数も少ないし、
何となく全体を撮ればいいってことだったのか。
結果的に、舞台正面のビジョンに写るのは、
(他のメンバーがリードを歌っていても)
ほとんどレオばっかだった。
ま、目立つ人なので。
いいんだけど。
____________________
そんなこんなの30分。
短かったけれど、充実していた。
ひさびさに表情の分かる距離で
彼らが自由に作り上げる音楽を楽しむことができたからだ。
自分は、 「きゃーカッコいー!!」
というノリのファンでは、絶対にない。
が、
「やっぱラグいいわ・・・すげぇわな・・・。」
と、ライブを見るたびに、しみじみ思う。
そして、また絶対足を運ぼうと誓うのだ。
灼熱の砂漠を渡らなければたどりつけない場所。
それが、オアシス。
大枚払って、時間と体力を費やして見るステージは、
それがどんなに短時間であっても、
先行予約でらくらく(でもないけど)ゲットした
地元でのコンサートとは全く違った感慨を残してくれるようだ。★
また行きたいな、と思っても簡単にはつかめないチャンス。
それを夢見て、今日からまた
ちまちまと駄文を書いていこうと思う。
そんなわけで、旅は続くよ
「オアシスへ」。
土石と引石
た行とは行で始まる二人について語るの巻。
■ つちやさん
彼は、言うなれば、
脱水機のような人、だ。
なりふり構わず振り回し、あらゆるものを撒き散らし、
飛ばしまくり、元へ戻すことが苦手。
無茶ばかりしているように見えるが、実は大変デリケートで、
少しでも放っておくと、しわしわになったり、くさったりしてしまう。
一緒にいるメンバーは、そのテンションに気を配りながら、
必要に応じて「突っ込み」を入れ、軌道を修正する。
この一見厄介なキャラクターが、あっちでもこっちでも重宝がられるのは、
他の機械には絶対にできない作業を請け負っているからだろう。
彼の「振り切り」具合は、いわゆるアーティストのそれとは違う。
カッコ良さを度外視し、むしろカッコ悪さを強調することで
聞き手を味方につけていくタイプ。
いわば、
逆セレブ型、と言える。
それが彼の「売り方」なんだと考える人もいるだろう。
しかし、実は作戦や計算ではなく、
単にそういう風にしか生きられないからなのだ、
と気付いた時、彼の「逆セレブ」っぷりは、大きな魅力となる。
例えば、一億総礼央化、という目標を掲げ
自分のこだわりやオススメの品をひたすら吹聴しまくる彼のトークは、
大いに好き嫌いが分かれるところだ。
生理的に受け付けない!という話もよく聞く。
が・・
単にそういう風にしか生きられないからなのだ、
と気付けば、嫌悪感は全くない。
計算できないからこそ、全部出す。
自分を搾り出し、振り切って、出し惜しまない。
常に全力で、自己完結。
脱水機には、洗剤も漂白剤も柔軟剤も不要だからだ。
絞るだけしかできないけど、
絞り系だったらもう、全部やります!やらせてちょうだいっ!
というのが、彼のサービス精神なのだ。
その徹底っぷりに、拍手をおくりたい。
サービス過剰=無駄、というイメージがあるが、
彼の作る音楽を聴けば、 その「過剰」こそが魅力であって、
絶対に必要なのだ、ということが分かる。
彼は、そのトークがいかにクドかろうが、ウザかろうが、
これからも多くの人に重宝がられ、可愛がられるはずで、
それは、
彼が他の人には絶対に真似のできない
音楽的なセンスを持っているからだ。
土石流のようなまっさかさまトークに、
時として 自分ごと巻き込まれて凹む日があろうとも、
それでいい、つちやれお。
それがいい、です。
____________________________________________________________
■ ひきちさん
狙ったわけではなく、単なる五十音順なのだが、
最後にリーダーの話を。
この人を定義するのは簡単。
隕石だ。
それも手のひらサイズの、隕石だ。
パッと見、ありふれた地味な石。
道端に落ちていそう。
河原に積まれてそう。
パッと見、ありふれた地味な兄ちゃん。
近所のパチンコ屋で開店待ちの列にいそう。
深夜のラーメン屋の隅で、ひとりでビール飲んでそう。
昼下がりのマンガ喫茶で、ぼんやり雑誌を眺めてそう。
ところがどっこい、だ。
例えば河原にある数え切れない石の中から
たまたまその地味な石を ひょいと手に取った時、
その違和感に気付く。
な・・・・なんだこの石 (もう一度持ち上げて愕然とする)
い、異様に重い!!
ていうか、石としてあり得ない重さだよ。
なんじゃこれ。 (もう一度持ち上げて確認する)
石じゃないんじゃないのか、これ。
でも・・・・ (ぐるっと眺めて)
どうみても、ただの石、なんだけど。
なんなんだ、こいつ?
河原で遊んでいた少年は、その石を投げ捨てて帰宅する。
しかし翌日、少年は必ずその場所へ戻ってくるだろう。
さりげなく、さりげなーく、ゆっくりと辺りを眺めて・・・
あ、あった!
うーん・・・
やっぱどう見てもただの石なんだけど (持ち上げて)
重っ! やっぱ、重すぎるんだよなぁ、これ。
***
地味なのに、じわじわと気になるところ。
実はタダ者ではないのだが、そうは見えないところ。
彼の求心力は、そんなところにあるのだと思う。
一見、「え、この人がリーダーなの?意外・・・」
と思わせるのだが、
彼らの活動をしばらく眺めていると、やはり他の人では勤まるまい。
ひきちよーすけ
侮れない男。
しかしちっとも、そうは見えない男。
油断していると、ひょいと足元をすくわれる。
とんでもなく高度なアレンジも、
ありえないほどベタなコントネタも、
まったく同じ表情で繰り出してくるから、腹立たしい。
こいつ一体何者なんだ!?
だからおいらは、また河原へ向かう。
人はそれを 「ハマった」 と呼ぶ。
か-うさん
か行で始まる二人について語るの巻。
■ かとうさん
一見すると、どこのアカペラバンドにでもいそうな人。
というと語弊があるかもしれないが、
まず、見栄え良く、声も良く、安心してゆったりと聞ける歌い手、だ。
そして、過度の自己主張をせず、誰とでも綺麗なハーモニーが作れて
甘いマスクと歌声でファンをうっとりさせるお兄さん、だ。
そこまでは嘘ではない。
6人でメディアに現れると、大抵は後ろの方で微笑んでいるだけだから、
他のメンバーのアクの強さに埋もれてしまう。
無理に引っ張り出さなければどこにいるか分からないほど地味なキャラ、
であることも事実。
しかーし、
歌を離れたときの、好きなことへの没頭具合が
おいらにとっての、かとうさんのツボだ。
玉置浩二のマネしかり、女装しかり、海潜りしかり。
それが仕事であろうとなかろうと、
はたから見ていかにアホに見えようと、
自分が納得いくまで試行錯誤する。
そうした「こだわりワーク」の後で、
背景や苦労話を語るときのかとうさんの言葉は
ウキウキしていて、ちょっと得意げで、時として浮かれている。
没頭するあまり、とんでもないパフォーマンスをしでかしたり、
ちょっと反省して落ち込んだりもしているが、
そんな「羽目の外し方」も魅力のひとつだろう。★
ずっとそのままでいて欲しい、と
ファンもメンバーも、みんな思っているはずだ。
英語の発音がとてもいいので、オールディーズやスタンダードなど、
若い日本人がカバーしない名曲をもっと歌って欲しいのだが、
(他のメンバーがちょっとアレなので、難しいか・・・)
あそこまで発音もイントネーションも完璧に聞こえるのに、
英会話はちっとも得意でない、という事実が、
かとうさんの「歌」への没頭度を、何よりも示している。
ずっとそのままでいて欲しい。
____________________________________________________________
■ かのうさん
自分の中のラグワールドで、
かのうさんが占める割合は、存外に高い。
メンバーやファンの中では「お父さん」的存在として有名だが、
おいらに言わせると、それはちょいと違う。
かのうさんは、次男体質だ。
家長である父親がよそで羽目を外しやしないか、
母さんがちゃんと戸締りをして出かけているか、
毎日それとなく気にしながら、堅実に仕事や勉強をしているイメージ。
父親が酔っぱらって、知らない人の靴を履いてきたのを、
「あら、父さんたらまた・・・」
「いいよ。明日オレが帰りに届けてくるから。」
「悪いわねぇ。」
みたいなイメージ。
この場合、かとうさんが母親で、ひきち・つちや・おくむらのお三方が
父親、長男、または祖父というイメージだ。
誰をどこに持ってきても、合うと思う。
・ 凝り性で面倒くさがり、うんちく好きの父。
・ テンションの浮沈が激しく、ナイーブな長男。
・ 鉄砲玉で、やたらに趣味と知り合いの多い祖父。 (例)
他のメンバーが前面に立って、自由に道を拓けば拓くほど、
かのうさんの存在が必要になる。
おっと・・・ちょっと待てよ、と。
走っているばっかりじゃ、周りが見えなくなるぞ、と。
肩の力を抜いて、足元を見てみる。
そこにいるのが、かのうさん。
当たり前のことをちゃんと出来る人が、
当たり前でないこともちゃんと出来るようになる人
なんじゃないの、
と、言われている気がする。
社会人として、家庭人としての経験を持つ、かのうさん。
どのパートもこなせるマルチプレイヤーの彼が、
ラグにおいて「ベース」マンとして活動していること。
これって、この奔放なチームにとって存外重要なのでは、と思うのだ。
テレビや会報では和服にヒゲの印象が強い彼だが、
実は若くてオシャレで、ちょっとシャイなお兄ちゃんだ。
年下のファンには分からないかもしれないが、
おいらから見ると、「好青年」という言葉がピッタリ来る。
かのうさん、ブログではなく単発で、どこかでエッセイを書いてください。
あなたの文章のファンより。
____________________________________________________________
ハマりかけのころ、
「かのうとかとうの見分けがつかーん!」
「まぎらわし過ぎるんじゃぁぁ!」
と、先輩に文句を言っていた記憶があるが、
今にして思うと、全然ちがってたよな。
共通点は、ストイックであること、黙々とコトを運ぶことか。
か○うさん。 か○うさん。 ・・・ かう、さん。
COWって、牛のことだわね。
確かに、黙々と運んでるわな。
と、いうことで、
「か-うさん」。
うちゅーじん
あ行で始まる二人について語るの巻。
■ あらいさん
彼だけが苗字で語られないのは、
彼が最年少だから、という理由だけではないだろう。
もちろん、ファーストネームが呼びやすい名前だから、
という要素は、ある。
カレー屋だったり、
ラーメンだったり。
(両方分かる人は、間違いなく同世代だ)
さん、を付けるより、ちゃん、と呼ぶファンが多いのは、
彼がチーム最小だからだろうか。
チームの中で、マスコット的なキャラクターだから?
そういうことでも、ないような気がする。
時折、あらいさんは、
実は宇宙人なのではないか、と思うのだ。
彼は、実に飄々と、見ようによっては自由気ままに、
自分の時間を、自分の流れで生きている。
他者との関係や、周囲の言葉は、「軽く」受けとめて、
自分のタイミングで、自分の言葉をポンと放ってよこす。
これは、できそうで、なかなかできないことだ。
人としての「我」や「執着」が強いと、
どうしても、相手の反応を想像したり、
過度に意識したりしてしまう。
あらいさんの言葉を見たり聞いたりするたびに、
笑いながらも内心 「すげーなこいつ!」 と思ってしまうのは、
自分が決して一生乗り越えられない壁を、
苦もなく越えてしまっている気がするからだ。
おそるべし、あらいさん。
きっとメンバーも、そう思っているはずだ。
■ おくむらさん
この人は、一見いちばん浮世離れしているように見えながら、
もっとも人間臭い人、だと思う。
一瞬であっちこっちへ飛び回る鉄砲玉だったり、
あり得ないほどに趣味や友達が多かったり、
誰よりも先にブログを始め、驚異的な頻度で更新し続けたり。
そのエネルギー源は、恐らく、
(あくまで推測だけれど)
過剰なまでの自己愛と、
「他の誰でもない自分」であり続けることへの執着ではないだろうか。
そしてその、深く根づいた「人間としての業」に、
人間業とは思えないボイスパフォーマンスが加わって
おっくん
という「ブランド」が出来上がっているのだ。
そんな気がする。
ちなみに、個人的には彼のことを
「ぱっくり」
と呼ばせて頂いている。
あまりにも特徴的でチャーミングな、その口の開き方からだ。
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一世を風靡したアニメ「忍者ハットリくん」の中で、
主人公の少年は
「けんいちうじ」 (=ケンイチ氏)、と呼ばれていた。
あらいさんの新しい呼び名にどうかしら、と思って気付いたが、
けんいちうじ、 という音は、 聞きようによっては
けんうちゅーじ、 となりそうだ。
そんなこんなで、
「うちゅーじん」。