あの日の『赤』と『黒』を
私は一生忘れられないだろうな。
これがアニバーサリー反応という
精神の『病』である事を知ったのは
ごく、近年の事です。
当時はPTSDや心のケアというものは
少なくとも日本に皆無だった。
怖かったでしょ?
なんてレベルではありません。
そう言われると虫酸が走る。
血まみれの人が手当てなくさまよい、
瓦礫を掻き分けていた。
私も軽傷とはいえ、そのひとり。
出血よりも打撲、ムチウチが酷かったが
そんな事は気にならなかった。
大人の方が呆然として
戦争経験者はただ、怯えていた。
ヒーローはいない。
我が瓦礫を掻き分けるしかなかった。
ヒーローに憧れながらも
己がなるしかないのだと悟った。
(アンチヒーロー的な番組への共感は
ここに起因するんだろうな)
燃え盛るまま消火されない炎から
火傷寸前で引き剥がされた。
防災なんて全く役に立ちません。
ただ、天命で生死が決まる。
もしあの日あの時間に眠っていたら
即死していただろう。
私の部屋は、ぐちゃぐちゃに潰れた。
机に潜っても机ごと吹き飛ばされる。
鍵も勝手に外れ、ベランダから転落寸前。
よく、生きていたものだ。
生まれた時から悪運だけは強いらしい。
天災だが、人災でもあった。
当時の政府の怠惰を私は許さない。
助かる筈の人が、助からなかった。
あの日から私は、自害する事も、
死にたいと思う事すら許されなくなった。
何があっても生きなければいけない。
私は一生忘れられないだろうな。
これがアニバーサリー反応という
精神の『病』である事を知ったのは
ごく、近年の事です。
当時はPTSDや心のケアというものは
少なくとも日本に皆無だった。
怖かったでしょ?
なんてレベルではありません。
そう言われると虫酸が走る。
血まみれの人が手当てなくさまよい、
瓦礫を掻き分けていた。
私も軽傷とはいえ、そのひとり。
出血よりも打撲、ムチウチが酷かったが
そんな事は気にならなかった。
大人の方が呆然として
戦争経験者はただ、怯えていた。
ヒーローはいない。
我が瓦礫を掻き分けるしかなかった。
ヒーローに憧れながらも
己がなるしかないのだと悟った。
(アンチヒーロー的な番組への共感は
ここに起因するんだろうな)
燃え盛るまま消火されない炎から
火傷寸前で引き剥がされた。
防災なんて全く役に立ちません。
ただ、天命で生死が決まる。
もしあの日あの時間に眠っていたら
即死していただろう。
私の部屋は、ぐちゃぐちゃに潰れた。
机に潜っても机ごと吹き飛ばされる。
鍵も勝手に外れ、ベランダから転落寸前。
よく、生きていたものだ。
生まれた時から悪運だけは強いらしい。
天災だが、人災でもあった。
当時の政府の怠惰を私は許さない。
助かる筈の人が、助からなかった。
あの日から私は、自害する事も、
死にたいと思う事すら許されなくなった。
何があっても生きなければいけない。