さて、どうも!
ユニコーン・ギターズの志賀です。
今日はTaylorの314ceというアコギです!
Taylorはアメリカではマーチンやギブソンを抜いて、
一番の売り上げだそうですね。
楽器としての仕上がり、生音、PUの音、メンテナンス性など、
総合的に考えて非常にバランスが取れていると思います。
特にメンテナンス性が高いので頻繁にステージで使うヒトが選ぶのは
非常に正しい選択といえます。
とはいえ、レコーディングの現場ではマーチン、ギブソンが
俄然主流とは思いますが、、、
さてさて、実はこの子、
以前、ヒール部分が割れて修理してあげた子です。
継ぎ目が見えますね。
うっかり倒したらヒール部分がボッキリ折れたそうです。
その頃はまだヤマハさんが輸入代理店をやっており、
メンテや修理を安価にやってくれていましたが、
それでもこの修理は12万円と見積もりを出されたそうです。
同じ機種の同程度の中古が1本買える値段ですね。
こんなの僕に掛かれば5千円ですよ。。。
TaylorのNTネックはボルトオンですから、
ネックを外し、タイトボンドを塗ってピッチリ合わせてクランピングすれば一晩で直ります。
補強なしでその後何年も何の異常もなく音の劣化も無く使えてますよ。
逆から見てみました。
同じような位置でヒール部分を継いでるギターなんて山程あります。
最近のマーチンもそうですね。
(ダブテイルですから継ぎ目に掛かる力はもっと分散されますが、、、)
以前にも書きましたが、
正しく接着されたボンドは木材と同等かそれ以上の強度を持っています。
購入店や正規輸入店や、有名な工房などで払えない額の見積もりを出されたら、
諦めずにユニコーンギターズに相談してみてくださいね!
すみません、
この子の今回の依頼はトップ割れとバック剥がれなのですが、
それに触れずに長々と書いてしまいました。。。
次回にトップ割れとバック剥がれ、
その次にネックの仕込み角を調整するシム作成について報告させて頂きます!