2010年8月20日分より。
本日は『東京発・伝統WA感動』に行ってきました!
舞台芸術の活動拠点としてオープンしたばかりという「水天宮ピット」で、
伝統の囃子(義太夫節、箏曲、長唄)を堪能しました。
歌舞伎の『鏡獅子』を囃子のみで聴きましたが、とってもアツかった。
となりの席にいた姉様と「すばらしかったですねー!!」と、興奮して言い合う(笑)。
氏は、鼓だけではなく、太鼓も叩いていまして、特にこの獅子の太鼓、最高でした!
囃子の太鼓って、「盛り上げる」のに重要な役割だと以前読んだことがあるのですが、まさに。
(↓ちょいと違うCMだけど、ダイジェストで。歌舞伎『獅子』参考)
http://www.youtube.com/watch?v=YJjUwynuq3Y
能がすきなので、i-podで「獅子」を聴いている私ですが、
三味線が入った「歌舞伎」の獅子は、また音が重なって違う迫力がありました。
能の囃子が、「バンドサウンド」だとしたら、
歌舞伎での囃子は、そのバンドサウンドに、「ストリングス」が入っているような印象。
(大きな違いは、やはり三味線かな。能の動画があればいいのですが…)
ちなみに、
歌舞伎は、能の演目を題材にしているものが多いのです。
勉強不足で、歌舞伎 『獅子』 の構成を把握していないのですが…すみませぬ。
盛り上がるところは、テンポも早くなるのですが、息ぴったりですごい。
音楽をやっている身として、感心の面もあるけど、それを超えて忘れて、感動しました。
全身がぞくぞくして、うるんできました。
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氏は、
伝統芸能、古典をつないでいってほしい。
「古いものを、現代人が分析・研究して時代と融合させる」というのはキレイな言葉で
とても聞こえはいいけれど、伝統をこねくりまわしているだけ、だと。
わたしの想いも、同じ面もあります。
ただ、現代とのコラボのようなものや、もっと現代っぽいものもあり!だと思っています。
とはいえ、伝統や古典というもの(ホンモノというかルーツのようなもの)を知ってこそ、
氏の言葉の「こねくりまわす」ことが、出来るのではないか、と。
あと、こねくりまわすことをする人としない人(伝統をそのまんま貫く)、それぞれの役目もあるでしょう。
何をしたいか、するべきか…というのも大きいのかな、と。
偉そうに言うつもりはありませんが、
例えば、(全然違うかもですが)着物の取り入れ方でも、
「伝統の着方」は勿論、
「現代の仕様を取り入れた着物の着方」(浴衣でもキラキラな小物を飾っていたり)や、
逆に、わたしがライブでしたように、
「洋服のかわりに、着物をウエスト丈で着る着方」 もいいかなぁと…わたしは考えています☆
時代云々というか、人の用い方というか…いろいろで☆
けど、伝統があるからこそ楽しめるものだから、「本来のカタチ」は残したい。
直接じゃなくても、そう考えます。
なので、伝統をもっと知って、勉強して、
古典はこうだけど、ここをアレンジしてみました!というのを、
自分でちゃんと理解していて、説明も出来て…と、むくむく想像や野望が広がっています(笑)。
とにかく、色々試して、選んで、自由に楽しんでゆきたいです☆
◆堅田喜三久(かただきさく)氏
http://spysee.jp/%E5%A0%85%E7%94%B0%E5%96%9C%E4%B8%89%E4%B9%85/1056880/
◆邦楽豆知識
http://www.dento-wa.jp/hougaku/index.html