NHKの朝の連続テレビ小説

「ひよっこ」

感想をとりとめのないまま、

おもいつくままに書こうと思います。

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まず主題歌とタイトルバックがとても好きでした。

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第一週の主人公の背景を描く部分もよかった。

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特に長女でしっかり者な反面、不器用なみね子、

学校の成績はあまりよくないけれど

高校が楽しくて

行かせてくれる両親や祖父に感謝している。

 

村一番の美人と自負していて、

スタイルがよく、将来の夢は女優の時子。

 

幼馴染の三男は時子が好きだけど

親友として時子を応援している、いいやつ。

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この三人の対比がまずよかった。

好きでした。

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みね子の家の中に目を向けると、

農家をしている祖父、

稲作に誇りを持っている一方で炭焼きでの収入もある。

 

父もこの土地を愛し、

稲作をしていたけれど数年前の不作で借金を負い、

それを返すために現金収入がいるので出稼ぎに行っている、という設定。

それも農閑期だけでなく一年中出稼ぎに行っていて

おそらく田植えと稲刈りの時期にだけ帰ってくる。

収入の大部分を家に送金している。

 

母は縫物で家計を助け畑を手伝い子どもたちの世話をしている。

 

まだまだ幼さが残るちよ子と進の弟妹がいる。

 

とてもわかりやすく、

主人公みね子を取り巻く状況がすんなりと入ってきました。

この導入部はよかったと思います。

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第二週になると父が行方不明になり、

みね子が状況を決意するという、

主人公の人生にとっての転換期、

大きな決断がやってきます。

 

と、同時に三男にとっても

オリンピックの聖火リレーを村で開催したいという、

イベントを企画する気持ちがめばえました。

 

卒業したらもう、

いままでどおりの同級生ではいられなくなるという恋への思い、

また、卒業したら家を出なければならない、

大好きな故郷を去らなければいけないという思いが

よく伝わってきました。

 

一方で長男だから故郷に残ることを求められている

長男たちの誇りや決意ややるせなさ。

 

わたしの「ベストオブひよっこ」は

聖火ランナー開催の許可を村の青年団に求める回です。

 

企画しましたー実現しましたーではなくて、

先生たちの協力を仰ぎながらの試行錯誤が

描かれたことや村で大きな事やるんなら

青年団の許可がいると年長者が諭したところもとてもよかった。

走りながらみね子、時子、三男それぞれの思いを口にするのもよかった。

と、ここまでは大満足でした。

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総集編をみましたが前編まではとてもすき。

後編のさらに後半になってくると

座って話している場面が増え

もうすこし画面に動きがほしかったです。

 

すべての登場人物に愛着を持ち

それぞれの背景をしっかり描きたいと

エピソードを用意したのはわかりますが

その分主人公がおいてきぼりだったように感じました。

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