NHKの朝の連続テレビ小説
「ひよっこ」
感想をとりとめのないまま、
おもいつくままに書こうと思います。
_______________
まず主題歌とタイトルバックがとても好きでした。
_______________
第一週の主人公の背景を描く部分もよかった。
_______________
特に長女でしっかり者な反面、不器用なみね子、
学校の成績はあまりよくないけれど
高校が楽しくて
行かせてくれる両親や祖父に感謝している。
村一番の美人と自負していて、
スタイルがよく、将来の夢は女優の時子。
幼馴染の三男は時子が好きだけど
親友として時子を応援している、いいやつ。
_______________
この三人の対比がまずよかった。
好きでした。
_______________
みね子の家の中に目を向けると、
農家をしている祖父、
稲作に誇りを持っている一方で炭焼きでの収入もある。
父もこの土地を愛し、
稲作をしていたけれど数年前の不作で借金を負い、
それを返すために現金収入がいるので出稼ぎに行っている、という設定。
それも農閑期だけでなく一年中出稼ぎに行っていて
おそらく田植えと稲刈りの時期にだけ帰ってくる。
収入の大部分を家に送金している。
母は縫物で家計を助け畑を手伝い子どもたちの世話をしている。
まだまだ幼さが残るちよ子と進の弟妹がいる。
とてもわかりやすく、
主人公みね子を取り巻く状況がすんなりと入ってきました。
この導入部はよかったと思います。
_______________
第二週になると父が行方不明になり、
みね子が状況を決意するという、
主人公の人生にとっての転換期、
大きな決断がやってきます。
と、同時に三男にとっても
オリンピックの聖火リレーを村で開催したいという、
イベントを企画する気持ちがめばえました。
卒業したらもう、
いままでどおりの同級生ではいられなくなるという恋への思い、
また、卒業したら家を出なければならない、
大好きな故郷を去らなければいけないという思いが
よく伝わってきました。
一方で長男だから故郷に残ることを求められている
長男たちの誇りや決意ややるせなさ。
わたしの「ベストオブひよっこ」は
聖火ランナー開催の許可を村の青年団に求める回です。
企画しましたー実現しましたーではなくて、
先生たちの協力を仰ぎながらの試行錯誤が
描かれたことや村で大きな事やるんなら
青年団の許可がいると年長者が諭したところもとてもよかった。
走りながらみね子、時子、三男それぞれの思いを口にするのもよかった。
と、ここまでは大満足でした。
_______________
総集編をみましたが前編まではとてもすき。
後編のさらに後半になってくると
座って話している場面が増え
もうすこし画面に動きがほしかったです。
すべての登場人物に愛着を持ち
それぞれの背景をしっかり描きたいと
エピソードを用意したのはわかりますが
その分主人公がおいてきぼりだったように感じました。
_______________