名水巡り、ジリジリヒヤッ、牛と共に眠る <217.2km>
●9:30(晴)
大分パークインホテル出発。 だいぶ寝過ごしてしまう。210号で庄内町→湯布院→湯平から久住飯田南部地域開発農道に入り621号へ。
白水鉱泉天然炭酸水、日本名水百選「男池」と 名水巡りをする。
天然炭酸水は2ℓまで100円で販売しているみたいだけれど、500mℓのボトル二つ持参の僕は、無料で分けて貰うことができた。
しばらく走ると、今度は男池。 路上で売られていた鴨モモ焼きを買って、男池の水と鴨モモ焼きで、ランチ。
この道路は最高。 一車線だったりして、決して高速では走れないけれど、僕のようののんびり走るライダーにとっては、パラダイス・ロード。
道路両側に木々が生え、木漏れ日差す道は大好き。日差しでジリジリ、木陰でヒヤッを身体に感じるのは心地よい。ジリジリ、ヒヤッ、ジリジリ、ヒヤッ←これが心地よい
箱根にも似た様な道路はあるけれど、交通量と周りを取り巻く環境が圧倒的に違う。でも、所々バンプがあるので注意が必要。アクセルを握る右手親指を突き指したけれど、痛さにも勝る楽しい道。そして、やまなみハイウェイへ。
名水巡りのおかげでやまなみハイウェイは途中からになるけれど、この道も噂通り素晴らしい。適度なコーナリングとアップダウンは楽しいものです。
57号→111号で阿蘇山上に辿り着く。
途中、一の宮でおばさんの猛烈営業により買ったヨーグルト。濃厚で美味しいっす。
残念ながら、ガス濃度が高く阿蘇山公園道路が規制されていたため、火口を見学することも、登ることもできない。明日、再チャレンジしてみてダメならそのまま高千穂へ出発しよう。
タイトルにしているVolcano、残念・・・
111号を高森、高千穂方面へと進み、鍋の平キャンプ場に向かう。途中で道が分らず、高森観光案内所へ飛び込み、道順をとても丁寧に教えていただく。
無事、根子岳の尾根に乗っている鍋の平キャンプ場に辿り着く。無人のキャンプ場で自動販売機で入場券¥500を購入し、テント設営。既に2、3テントは張られているが、レンタル用のものらしく無人。とりあえず、男池の水でコーヒーを湧かす。美味い。
●17:00(晴)
日が落ちるまで時間を持て余し、もう一度阿蘇山上へ向かう。ガス規制の有無は電話で確認できることを教えてもらう。観光客が居ない観光地はことさら寂しいもの。あまりの寂しさに、牛の「アラキ」とツーショット撮影。キャンプ場へ戻ることにする。
※「アラキ」
牛の胴体に塗料で、記号や名前が書かれていて、 一緒に写真に収まった牛は「アラキ」と書かれていた。
●18:00(晴)
キャンプ場に戻り、夕飯(レトルトのシャケピラフ)を温めて食べる。味は最低。
佐賀ナンバーのバイク3台がテント設営。挨拶だけする。テント設営後、バイク3台はどこかへ行ってしまう。
一人きりのキャンプ場は、ホラー映画のシーンに出てきそうなシチュエーション。
空を飛ぶカラスの群れ、獣よけの銃声、逃げ場を塞ぐ山。
こんなこともあろうかと、ビールを2本購入しておいた。飲んで寝てしまおう。
●19:00(晴)
キャンプ場の管理人さんが、野球のユニフォーム姿の息子さんを連れて入場券の確認にやってくる。男池で買った、きびだんごが残っていたので差し出す。少し話をしたが、半分くらいしか理解できず。それでも熊本の人の暖かさは充分伝わった。
●20:00(闇)
誰もいないキンプ場で恐怖を押さえきれず、ビールを飲んで寝てしまことにする。テントの中でジッと眠りに落ちのを待っていると、テントの外で何やらガサゴソ音がする。しまいには、荒い呼吸音まで聞こえてくる始末。もう完全に恐怖で何が何やら分りません。完全に寿命が縮まった。
●22:00(闇)
バイクの音が聞こえた。どうやら3人組が戻ってきたらしい。近くに人間が居るというだけでかなり安心できる。更に、2人組がトラックでやってきて、レンタルテントの前で料理を始める。
なんだか、よい雰囲気になってきたぞ。
それでも、やはり熟睡できずに朝を迎えることになる。
●夜のヴィブラート鍋の平キャンプ仕様
ー非公開ー