日が差す日中は半袖でも過ごせるけど、夕方になるととたんに肌寒い。

ほんとに夏は終わったんだな。


たった今、案件の残り50ページほどを読み終えた。

昨日中盤から終盤にさしかかる部分を読んでいたときでさえ涙が止まらなくなって大変だったので、今日はあらかじめ仕事机にティッシュを用意。

案の定、ほぼ50ページ泣きっぱなしだった。

やめてくれー、涙で版面がかすむーー。

と心の中で叫びながらも、なんとか一気に読み切った。


すさまじい物語だった...。

これは子どもももちろん純粋に楽しめるだろうし、なんなら大人のほうが刺さってしまうのではと思えた。

鏤められたメタファーの数々にすんなり気づける大人にむしろ見てほしい。

一見王道ファンタジーのように見えて、わたしにはごくごく現実の、生身の人間たちが描かれている物語に感じられた。

「こういう子どももこういう大人もきっとたくさん世界中に存在する」と思えるリアルさ。

悲しみで心に闇を抱えてしまったけど、現実では明るく元気に振る舞う子。

忙殺されて大事なことを忘れてしまった大人。

いつまでも心が子どものまま体だけ衰えてしまったひと。


そういうひとがこの物語で救われるのかどうかはわからないけど、少なくともハッとすることはあるんじゃないか。


と言ってもわたしにはどの作品なのかを明らかにすることができないのでもどかしいのだけど。


とにかくとてもとてもよかった。

強いて違和感を覚えたことを挙げるとすれば、こういうストーリーもの特有の、あまりに短時間で物事が展開しすぎる不自然さ。

だけどそれがとても長い時間をかけて紡がれた物語であるかのように錯覚してしまうところ。


まぁでも某「大長編ドラ○○ん」とかでも、たぶん2日間くらいの出来事が描かれて射たりするんだろうし、それがセオリーみたいなものなのかもしれない。

たぶん、そんなこと見てるひとたちは誰も気にしないし。




とりあえず予定どおり夕方のうちに読み終えられてよかった。

今夜は某ゲームの大会があるのでそれを見なければならぬ。

昨日もとても熱かった。

ひとつのゲームにここまで力を注いで、それを大観衆の目の前で披露するなんて、凡人には不可能すぎる。


応援してるひと全員に、あわよくば勝ってほしいけど、いい戦いを見せてもらえたらそれだけでいい。


もうすぐ配信開始だ。