雨。
夜中から朝にかけては肌寒いくらいになって、ついに毛布を引っ張り出した。
今日は午前中のうちに猫を病院に連れていこうと決めていたので、できるだけ眠りたかったけど、結局細切れで3時間寝たかどうかという状態で家を出た。
連休明けの病院は激混み。
1時間ほど待機してやっと診察。
体重も検査結果も微妙。
ずっと食べる量が少ないままなので仕方ない。
薬の量を少し減らそうということに。
ここひと月ほどで急に気になりはじめたわーわー鳴きわめく問題についても相談したところ、間髪容れずに「認知症だね」と言われた。
そうだろうなぁとは思ってたけど、やっぱりだった。
年齢的にも仕方ないこと。
「こればっかりは付き合っていくしかない」とのこと。
ごはんについてももう食べられるものを食べたいだけあげていいとお許しをもらった。
そういう状態なんだ、このひとは。
なんか、じぶんで考えていたことがそのまま答えになって返ってきたことで、がっかりしたような、ほっとしたような複雑な気持ちになった。
でも、あらかた予想も覚悟もできていたおかげで大きな動揺はなし。
帰り道、運転しながらラジオを聴いていたら懐かしい曲が流れて聞き入ってしまった。
大昔、某アーティストがカバーしたこの曲を、毎日のように聴いてた時期があった。
10年以上ぶりに聴いた気がするけど、今のほうがむしろすっと入ってくる。たぶん。
当時どんな状況で、どんな気持ちで聴いてたかはほとんど思い出せないけど。
曲を聴いて感傷に浸れるって、なんだかんだ余裕があるってことだったんだと今はよくわかる。
じぶんの感情のことだけ考えていられる時期と状況があるだけ幸せなことだ。
わたしはもうそういうところにはいられないなぁとか運転しながら考えてた。
ら、右折し損ねた。
まぁとにかく今日の大仕事はひとまず終わり。
1時間でも仮眠できたらいいけど、はたして。
猫も疲れただろうから寝ればいいのに、そんなこんなで諸々バグっているので今もわーわー言っている。
ほっとこう。
そういう適当さもきっと必要。
とじぶんに言い聞かせて。
午後もどうぞよい時間を過ごせますように。
