月に数日ほぼ確実にやってくる腹痛。
どのタイミングで薬を飲んで抑えるか、はたまた薬を飲まずに乗り切れるかを判断するのはもはや恒例の賭け。
朝起きてなんやかやしてるうちに徐々に痛くなっていくなら即飲まないといけないし、ほぼ痛みがないままなら飲まなくてもいいし。
今朝は猫の注射のタイミングではまだ痛みが出なくてそのまま数時間寝た記憶があるんだけど、さっき見たら1錠減ってたので、どうやらどこかの瞬間にダメだ痛いとなって飲んだんだろう。記憶なし。
ていうか、今すでにもう痛みが出てきてるんだけど本当に飲んだのか朝のわたしよ。
そういえば今回は生理前のわけのわからない凹みがなかったな。
このまま来ないでくれとも思うし、来そうになっても押さえつけてやるという気持ちもある。
大丈夫、大丈夫。どーどーどーどー。
今朝は変な夢を見た。
懸賞に応募して車を当ててた。
いわゆるコンパクトSUVという感じの形で、このあたりがとても近い。
もうちょっと顔がかわいくて、車高がもう少しあって四角っぽかったような気もするけど。
車体は白がベースで、半分くらいオレンジも入ってた。
なぜそれが欲しいと思って応募したのかはわからない。
今の車も気に入ってるし、なんなら当たった車を実際運転してみたら、謎にどんどん左に寄っていってしまうのが嫌すぎて、「今の車のほうが好きかも、新しいのいらんかも」となった。
カラーリングも全然趣味じゃない。
困った。誰かにあげようか、と迷う夢。
起きてご飯食べて軽く仕事して、お墓参りに行った。
本当はうちはお彼岸とか関係ないのだけど、親戚たちが毎度周りを固めてくるので行かないわけにいかない。
まぁお墓参りなんてものは一年に何度行ったって咎められるようなことでもないし、たいして時間がかかるわけでもないのでさくっと。
お散歩がてら、敷地をぐるり一周。
嗅ぎ慣れないお線香の香りが漂う。
白いかたくりの花がちらほら。
もはや暖かいを通り越して暑いとさえ思ってしまうような気温だけど、まだ春の入り口なのよね。
いろんな形のお墓を眺めながら駐車場まで戻って終了。
ミッション達成。
あとは仕事するのみ。
進捗は順調。
書店員時代、散々仕入れて売ってきたレーベルだけど中身を読むのは初めてで、ページを繰る直前まで勝手なイメージでとっつきづらいルールのもと、版が組まれているに違いないと思ってた。
なんかそういう立ち位置にありそうな、邪道な手を使ってきそうな思い込みがあったのだ、謎に。
結果、全然普通。ていうか普通よりむしろ緩め。
拍子抜け。
というわけで難なくさくさく進んで今日明日あたりですんなり終われそうな雰囲気。
締め切りより1日早く戻せる気すらする。
ただし、先日まで担当していた作品の文章がとても良すぎてほとんどわたしの仕事がない状態だったので、今回の落差の激しさに、逆にわたしはどこまで踏み込んで手を出してもいいですか、と常に自問自答してる状態。
やろうと思えばリライトレベルで鉛筆を入れることもできるけど、それはさすがに賢しらとも思うし、かといってこの主述ねじれた文章の乱立を野放しにしていいのかという葛藤もある。
最も気になるのは、一文の中に視点が複数ある場合。
簡単に言えば「花子は」と「太郎が」という主語が混在するというようなこと。
一文に収めてしまいたくなる気持ちは想像できるけど、読む側はどうしたって混乱するのでやはり鉛筆を入れる。
最近にしてはかなり指摘を出してるほう。
経験を積めば積むほど、なんでもかんでも指摘すればいいってもんじゃないということがわかってきているので、出すべきか出さざるべきか毎度考える。
その瞬間に判断できないものはとりあえず○で囲んで付箋を立てておく。
似たような表現が頻発するならそれは著者の文体と見てスルー。
そうじゃないなら後で戻って再考する。
この、クセとか文体とかねじれとかが頻繁に出てきて頭を抱える感じはラノベ特有。
他ジャンルの著者の作品にはあまりこういうことはない。
仕事でありながら、トレーニングしてるような気になってしまう。
どんどん現れる瑕疵にひたすら対処していく持久戦。
千本ノックって、こういう感じなのかな。ちがうか。
どうやらここ十数分のあいだに腹痛もなんとか鳴りを潜めてくれたようだし、夜まで再び集中できるかな。
戻ろう仕事に。
よし。
