新たな積雪はなし。
そこそこ天気が安定してたので、母を連れて買い出しに行った。
冷蔵庫が空っぽになりつつあったので。
というのは口実で、とにかく彼女に少しでも体を動かす&外に連れ出すということをしてほしかった。
ほっとくとごはん食べて読書して寝るだけになってしまって、いくら家の中でできる体操などをしたほうがいいよと言っても本人の怠け癖だけはどうにも変えられなくていっさいそういうことをしないので、せめて歩いたり買い物をするという多少脳を使うことをしたりする時間を無理矢理にでも作らねばならないという危機感がわたしには常にある。
そんなことを考えてるさなか、昨夜、「ついにこのときが来たか」と思う出来事があった。
直面したときはわりと冷静で、これまでの経験と照らし合わせてこの感じだったらほっといても大丈夫と判断して、結果事なきを得たわけで今日こうして出掛けたりもできたのだけど。
その瞬間は、我ながらものすごい速さでいろんなことを考えた。
まずこれをして、もしだめだったらこうする。
これが大丈夫だったから次はこうしよう。
え、なんかピーピー音が鳴ってるのは何だ。
レンジ?違う、ガスコンロだ、などと、2,3方向に同時に発生した問題を同時に解決しようとする頭が働いた。
でもその間、やっぱり冷静なじぶんがいて、一言一言を発するときにまるで台詞、と自覚しながら言葉を選んでいた感覚があった。
あえてそこそこ大きな声で、そこそこ不穏な言葉を発していたので、夏で窓を開け放っていたらご近所に心配されていただろうな、などと。
まぁそんなこんなで一応解決して仕事に戻った。
前のわたしだったらこういうとき、仕事なんて手につかなかったな、と思いながら普通に作業できた。
人間、どんなことも場数を踏めば慣れるというもので。
何年か前は怒ってわなわなしてたこともあったな。
もう怒る気なんてとっくになくなって、ここにあるのは諦めだけだ。
だからこそ冷静でいられるということでもあるんだけど。
怒ったり泣いたりただ感情をぶつけるだけで誰かをどうこうできると思ってたのは遥か昔。
それが成長といえるのか劣化といわれてしまうのかは定かでないけど、まぁじぶんが生きやすいように変わっていくしかなかった結果が今ここ。
今今ここにきみとあたし。
どうでもいいふたりだけの話。
さ、仕事の続きしよ。
だいぶ独特な設定と頻出する難読語にも馴染んできた。
あとはさくさく読むのみ。