良いお天気からの雨。
朝まで笑いっぱなしで過ごして猫に注射したあと寝て起きたら、母がひとり鬱々としてた。
なんでも昨日から今日にかけて某作家の闘病記みたいなものを読んだら気持ちが引っ張られたらしい。
曰く「食欲もなく何もやる気が出ない」とのこと。
とか言いつつ朝しっかり食べた形跡はあるが。
これは気分転換する必要があるなと思ったので「あとで買い物にでも行こう」と誘ったけど、「買い物どころじゃない」だって。
(-_-)←たぶんわたしこの顔してしまってた気がする。
ほっといてわたしはじぶんのご飯を作って食べた。例のごとくドラマを見ながら。
食べ終わったころ、近くに住む親戚が来た。
姉家でテレビを4Kだか何Kだかに買い換えたけど、まだ全然使える古いほうのテレビがうちに回ってきて、でも誰も使わないのでその親戚に譲ろうということになっていたのだった。
鬱々してる母を無理矢理応対させたら、笑い声が聞こえる。
なんだなんだと思っていたら、その親戚がなぜか古い写真を持ってきたらしい。
見せてもらったら母の結婚式のときのものだった。
しかも背景はうちの古い古い家の座敷。わたしですら懐かしい気持ちになるなど。
周りに写ってる親戚たちは誰が誰やらほぼピンとこないけど、祖父母はわかった。
ていうか何より父母が若い。
父親は老人になった姿を見る前に死んでしまったので生きていたころと大して印象が変わらないけど、母の若さっぷりがすごい。
淡白な顔してるけど、かわいい。26歳。
しばらく「お母さんかわいいじゃん」という話で盛り上がった。
「なんかこれ見たらちょっと気が晴れた」とのこと。
親戚、ぐっじょぶ。いいタイミングですごいもの持ってきてくれたな。
やっぱり気分を変えることが大事なんだなとわかったのであとで出かけることにした。
また昔の話でも聞きながらふたりで買い物したり図書館行ったりしてきます。
わたしはここのところ、毎日楽しさをもらっていて、先日までのあのしんどくて逃げたかった気持ちをすっかり手離せたけど、ちょっと母のことは置き去りにしちゃってたなと反省した。
じぶんがもらった分は、周りにも分けないといけないよな。
今日はわたしが晩ごはん作ろうかな。
ちょっとでも気持ちが晴れるようなものがいいな。
わたしは引っ張られないように、平坦に過ごします。
今日も楽しく、健やかになにとぞ。