曇り。寒め。
洗い物をするのに水が冷たく感じるようになってきた。
ここのところ、友人からもらったお味噌がおいしすぎて毎日お味噌汁を作ってる。
夏のあいだは特に熱いものを欲しなかったということもあって、熱々をおいしく食べられるの最高と思いながら。
今日はしめじとわかめとねぎ。 
具だくさんも好きだけど、具少なめのシンプルなのも好き。ようはなんでも好き。
冷蔵庫見ながら今日は何を使うか考えて、使いかけの野菜やきのこを放り込む。

それにしてもこのお味噌おいしい。
出汁が入ってないのに、ふわっと甘くて旨みがある。
お味噌汁にするとき、これだけでじゅうぶんおいしいんだよな、と毎度出汁を入れるか迷う。
今日はほんのちょっとだけ入れた。
ふだんうちで使ってる倍のお値段。高級~。
わたしはそのお高さを知っているので、無駄にしないようちまちま使っているけど、母はもうそれは豪快に使ってくださっているようだ。
別にいいんだけど。



本当は昨日は休みのはずだったのに、仕事が来てしまったので手をつけた。
2日くらいでさっくり終わりそうだと思いながら受けはしたけど、実際見てみないとわからんなと考え直して、赤字の量だけでも確認しとこうと。
結果、すでに全体の作業量の半分を終えた感じ。
これなら今日中にもだいたい終わる雰囲気。

仕事には余裕が大事。

しかし余裕ができると、昨日納品した案件のことが急に気になりはじめた。
作業には含まれてなかったけど、どう考えてもルビの整理が甘かったなぁと思って。
明らかに「これにつけるならこれにも必要だろう」という漢字にルビがなかった。
でもここで提案したら新たなミスを招く可能性を増やすことにもなるしな、と考えてそのままにしたのだった。
このあと編集がつけてくれるならいいけど、果たして。

このあたりの加減がいつも難しい。
絶対あったほうがいいとわたしが思ったとしても、それが完成品になったときに邪魔をした、という結果になることもある。
正義感だけでは正解に繋がらないとわかっているのでもどかしい。
あー、どうせなら初校で来てほしかったな。
そしたら余計なお世話もある程度は許されるのに。
などと。


とあるまとめを見ながら、うなずいた。
わたしもずっと疑問に感じながら仕事してるから。
社会的にはかなり批判されることが、特定の分野ではなぜか許されていて、むしろ温床と言ってもいいような状況になっている。
わたしも仕事で読みながら不快に感じることがしばしばあって、あまりに程度が甚だしい場合は「大丈夫?」と確認するようにはしているけど、そもそも版元自体が「こういう表現はこのレーベルで普通に使われているのでスルーで」とあらかじめ言ってきたりもするので、下手に手が出せない。
その前置きがあるにも拘わらず物申せば、「うるさい」と言われかねない。

とはいえ、このジャンルを読んでいる(もしくは読んできた)人間がすべて差別的な視点を持つとも限らないわけで、そこらへんは暴力表現を含むゲームをしている(してきた)人間がどういう性質を持っているか、みたいなことと似ている気がする。
どこを通ろうがじぶんの頭で判断できる人間もいるに決まってるので。

怖いのは、判断する能力を持つ前にするっと当たり前のように差別表現が含まれているものに触れて、それを問題とも思わず生きていける手助けをしてしまうことなんじゃないか。
受け手というより、発信者側の問題。
そこにたいした責任感も持たず、ただ娯楽として与えてしまうことのほうが怖い。

そういう危うさを含め、このツイート主は言っているような気がわたしはしたけど、まぁ叩かれまくってるよね。
表現は自由。
求めているひとがいるんだから、楽しむ範囲内ならそれでいいじゃん、とも思う。
どちらにも偏りすぎないようにしたい。
このことに限らず、どんなことについてもだけど。

さ、続き読もう。

今日も穏やかに、嫌なことがなく過ごせてるといいな。