ふと、江戸時代に想いをはせる。
自分の過去世をみたら、江戸時代に生きた人生もあるんだろう。
でも、特殊な人間でない限り、過去世の記憶なんかない。

江戸時代は鎖国している中、循環経済でうまくまわっていた。
現代のような機械がなく、不便だったとしても、苦にしていなかっただろう。
公衆衛生は現代と比べると、ひどかっただろうし、
今では治る感染症も死の病で、どうしようもなかっただろう。
でも、現代より江戸時代の人々が不幸だったかといえば、
おそらく、機嫌よく生きている人が多かっただろう。

色んな物や仕組みができて、便利になるということは、
同時に、それまで抱えることのなかった苦しみも生まれるということだ。
現代は物質的に豊かだけど、心の豊かさは江戸時代と比べてどうなのだろうか。

現代は心の豊かさが乏しくなっていると言われているが、
物質的な豊かさと心の豊かさの両方が同じぐらいにはならないだろうか。

ドラマ「JIN -仁-」を見ると、そんなことを考えてしまう。



【緒方洪庵との最後の会話】


「JIN -仁-」第1部主題歌 「逢いたくていま」 MISIA(2009年)


「JIN -仁-」完結編主題歌 「いとしき日々よ」 平井堅(2011年)



「JIN -仁-」第1話(←クリックすると見れます)