中学からの親友が映画マニアなんですが、上映中の作品で、僕が好きそうなのをメールで尋ねたところ、『最強のふたり』がいいという返事がきました。
予告編を観たら、「なるほど好きな感じや~」と思ったので、来週、観に行きます。(会員割引の日に)

全身に障害のある大富豪が、スラムに住んでいる、介護はド素人の男を面接で介護士として選ぶところから、2人の交流が始まるようです。
2つめのトークショーの動画の中でも話していますが、日本では、「福祉」と聞くと、どうも「暗い」、「切ない」という先入観を持っている人が多いですよね。
僕は社会福祉士ですが、福祉のそういう古臭いイメージや慣習が大嫌いです。ですので、多分、この作品に共感できると思います。

確かに、障害者はマイノリティ(少数派)なので、実際に接したことがない人の方が多いでしょう。だから、憶測で、マイナスなイメージが固定してしまっているのかも知れません。
それから、「バリアフリー」という言葉の認知度は、かなり高いと思いますが、「ユニバーサルデザイン」という言葉の認知度は、低いのではないでしょうか。「バリアフリー」は、その対象が障害者や高齢者ですが、「ユニバーサルデザイン」は、上記の人も含めたすべての人が対象です。

これら2つの言葉の認知度の差が、今の日本の福祉に対する意識を表しているように感じます。

『最強のふたり』がフランス映画だということも、僕にとってはポイントです。ハリウッド映画も嫌いではありませんが、あまりにも商業的に意識した作品は、今の気分では「引いて」しまいそうです。


「最強のふたり」(予告編)
https://www.youtube.com/watch?v=uUrg_zWursA&feature=youtu.be