4月に入ったのに、雪が降りました⛄️
しかも結構たくさん…ベタ雪が5cmくらい降りました。
北海道あるあるなんですけどね。
ひどい時はGWに雪が降っていることもあります。
実は、ホタテ養殖作業はまだ始まってません。
4月だというのに、作業場である湖がまだ結氷しているからです…💦
去年は暖かく、この時期に既に養殖作業が始まっていました。
去年が異常に温かったというのもあるんですけどね。
去年は暖かすぎて、夏は暑すぎてホタテの稚貝を扱う時が大変でした…。
今年はまだ作業が始まらないし、ちょっと寒いけれど、
自然の移ろいがこれまで通りだと安心します。
漁業をやっていると、地球の気候変動は本当に怖いと思う時があります。
自分たちも電気・暖房を使わない生活にできないので、気候の変動はあることだとは思っていても、
これまで採れていたものが採れなくなるかもしれない
というのはやはり怖いですね。
現在、ゼロカーボンの動きが高まってきているので、
私もできる限りのことをして、豊かな自然を守っていきたいと思います。
4月はどんな養殖作業をするのか
4月の養殖作業は、
・船を湖に下ろす
・施設につけている石を上げる
・稚貝の入れ替え
の3つを主に行います。
船は月曜日に湖に下りました。
施設につけている石は何かというと、
冬の間に湖の結氷と同時にホタテが凍らないように、
養殖施設に石をつけて凍らない位置まで下げるのです。
その石を上げて施設を浮上させなければなりません。
湖の氷が溶け次第、石をとってしまえば良いように感じますが、
そうもいきません。
まだ川水が出ているからです。
雪解け水が川を通って湖に流れ込みます。
雪解け水はほぼ真水に近く、
ホタテが死んでしまいます。
ホタテは海の生き物なので、海と同じくらいの塩分濃度がちょうど良いそう。
そのため、ある程度雪解け水が放出されて、塩分濃度が基準を満たすまで作業が開始できないのです。
自然を相手にすると、
自然の変化の見極め
自然の変化への諦め
自然への感謝
などが重要なのかなぁと思って日々過ごしています。