2016年の12月30日。
年が終わりに近づき、心がフレッシュな気持ちを迎えようとしていたそんな時期、私はあいつに出会った。
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冬といったらイルミネーション。
それを求め私は汐留で友達と待ち合わせをした。
来年は恋人と来てみたいもんだ、の類いのことを言いながらそのまま近くのジョナサンに入った。すかいらーく経営だ。
普段ガストに入っていた私は見たことのないメニューに迷いつつも、最終的にはオムライスを選択した。
そしてファミレスクオリティを期待していた私は何も考えず、そのままパクッとひと口食べてみた。
“…なんだこれは。"
それまでお弁当のチキンライスくらいしか食べてこなかった私は、今までの人生の中で食べたオムライスで1番うまいと思った。
一体そいつのどこが良かったかとか、具体的なことは全く思い出せないのだが、美味しかった記憶は確かに残っている。
それから、彼女と別れた恋人のように、私は元カノと似たような新しい‘彼女’を緩く求め始めた。
その期間の間、いくつか美味しいお店を見つけた。
そして見つけるたびに、オムライスの様々な違いを発見し、どんどん興味をもっていった。
気づいたら1つには止まらず、たくさんの美味しくて魅力的なオムライスと出会いたいと思った。
そして今、2018年の2月、あれから約1年後、私はこの浮気っぷりを全世界に共有したいと思った。
いざ、私とオムライスの旅へ。
(自己満の食レポ)
真衣