最後の部品の製作です。リトラクトランディングギアのメインアーム。変テコな形が

機体の容姿の特徴のかなり大きい部分です。しっかり再現していく必要があります。

 

 

こうしてみました。水道管から延ばした塩ビ板に15mm厚のバルサを貼り付けて曲げ

を断面で受けてやることにしました。失敗上等のフルスクラッチビルド機ですw。

やっぱり3Dプリンタは却下しちゃいます。

 

 

実際、一度万能接着剤で付けてみましたがあっけなく剥がれてしまいました。何の

事はない、板にうねりがあって接着面積が少なくなっていました。切り出した塩ビ板

をいま一度熱して平たく延ばしてやり、表面に念のため#80のペーパーで荒らしてか

ら今度はホットグルーを塗ってバイスで密着させました。

 

 

今度はいけそうなので、整形はお決まりの飛行場のパドックで行います。この日も風

が波状に強く待っている間に粉を出しまくります。もう1人FRPを貼っている方も居ら

れました。まさに絶好の工作日和という感じでした。そのうち隣のおじさんが風弱く

なったよ、飛ばさないのかい?と声をかけてくれフライトも楽しみました🎵。

 

 

整ってきましたねえ来ましたよ。あとはホイールのシャフトを支える部分がまだ弱い

ですが小さな塩ビピースを両端に貼っちゃえば堪えてくれそうです。このままいけば

3連勝が目前になってきました。

 

しかしリジッドです、サスペンションは妥協してしまっているので着陸時に挫くと

怖いですね、この後追加でバルサにピアノ線でも仕込んで悲劇を防止しましょうか。

ようやく整ったようです🎵。

 

 

さあいよいよ主翼に切り込みを入れてメインギアアームを当てがってみます。いやあ

まったく格納されませんね💦。胴体との交差部に貼っておいた主翼の上面にアームが

干渉してしまっています。

 

 

ここはフォームの厚みが邪魔しているようです。穴が空いてしまうほど更に切り込み

ましたが、この出っ張りが胴体に収まるようなピボット位置にしないといけないよう

です。あと数mm内側に移動ですね。

 

 

ギアアームの肩の部分もできるだけ削っていく必要もありそうです。いずれの要因も

後で余裕を持たせるため追い込んでみましょうかね。

 

しかしもうひとつ気がついちゃいました、というか失念していたようです。そうです

主翼の厚みも脚の格納に重要な条件だったのでね、今更ですが💦。充分厚めの13%

の設定ですが実機はたっぷり厚いようです。外皮も薄いですしね、ここは脚の厚みで

妥協して何とか主翼に格納していきたいと思います。

 

あとはこのゴツいアームを支える主翼スパーの強度確保ですね。1枚のベニア板では

持ちそうもありません。鍾馗でもピボット位置を攻めて前縁ギリギリの位置に設定し

他ので10回のフライトでもう捥げてしまっています。しっかり補強する構造を考えて

追加していきましょう。

 

 

またしても文明の力に勝利した所ですが酔いしれている余裕はありませんw。まだ

胴体にホイールがピッタリ納まり込むかどうかの試練が待っています。なので接着は

なるべく仮止めにしてこの4つのパーツの位置関係を整えていくことにします。

 

ぎゅ〜ん…と脚が出てくる様はきっと萌えること請け合いです。妄想を原動力に明日

も続きます。