すわ、絶好調の雰囲気を利用してランディングギアに着手です。とは言っても以前
試作したものを少し進化させるべく、第二試作という扱いです。何せ大きな主脚が
主翼と胴体の交差する領域から飛び出したあとの空洞がぽっかり。強度確保にネック
となる難題がまだ解決していないのです。
2回目なのでここまで結構速い仕上げとなります。脚のメイン部材はそのまま流用し
ていますが今回はリブを立てて主翼表面との嵌め合い加減も見ながら寸法を詰めて
いきます。3Dで検討していきやすいよう、フォームの厚い材料に台座に主翼を固定
しながら進めます。
先ずは胴体に収まった状態から主脚のピボット軸を位置決めしますが、何か図面から
の寸法とずれています。軸はどうも後ろへ傾斜させると胴体の窄んだ位置と相性が良
さそうです。しかし前縁はグニャグニャ💦。リブが主脚を格納するために大きく切れ
込んでしまい前縁の支持の役に立たないので前縁にカーボンパイプ、主翼の表皮を
貼って補強しました。
次はタイヤが出た状態でリンク機構も仮付けしてお互いの位置を確認していきます。塩ビで作ってみたリンクアームは図面から寸法を取っていますがまだ穴開けはして
いません。調整代の扱いで胴体側のピボット位置をタイヤの接地時の角度を見ながら
探ってみました。多分この辺でしょう。
こういう時にマスキングテープの使用量は半端ないですね、ホットグルーと並んで
試作にはとても便利な道具です。
主翼のメインスパーとリンク機構のオフセットも重要そうです。ボールロッドで微妙
なズレを吸収するようにしていますがリンクの数が多いのでしっかり精度を確保しな
いと無理が出そうです。
しかしこの時点でタイヤが前縁より引っ込んでしまっていますね、これではラン時に
前のめりしてしまいます。主脚の根元の軸を半田ごてで溶かして角度を強くしてみま
したがこれが限界なので主脚の形状自体が真っ直ぐすぎるのでしょうか、もっと前に
出るよう修正が必要なようです。引き込み脚のついた飛行機の黎明期の構造なので
無理が多く仕方ないですが難しいですねホント💦。
この機構はそれだけに工作人種には人気があるようでYoutubeにも多く投稿されてい
ますが割と2次元的に表現させているだけで強度やタイヤの設置具合まで確認している
ものはないんですね実際。フォーム機という題材では多分世界初でしょうw。
なのでこの試作をもう少し進めていって構造を成立させるしかないのです。カバーだ
けと思っていたした半分の胴体もタイヤハウスのカット位置が微妙そうです。
今晩はここまでで、あいにく明日から週末まで出張なので手がかけられません😭。