出張から戻りましたが帰宅は深夜になってしまい、いつも行く寝落ち用のタイラーメ
ンの屋台も目の前が工事中で車を停めれずスルーしたらやっぱり寝つきが悪くて
すっかり寝不足な土曜日の朝でしたが。何時もの時間に目覚めていそいそと飛行場へ
フライトを楽しみに行きました。
空模様はすっかり雨季のシーズンの開幕だけあって小さいですが雨雲があちこちに。
風も6m/s以上で朝からズバリ雨風でした。そんなあいにくの空模様でしたが前回の
フライトから課題点を修正しながら天候を様子見することに。
モーターマウントを外してワッシャを2枚重ねて2箇所に挿入。大きすぎたサイドと
ダウンスラストを緩和してみました。サイドはほぼゼロに。バッテリー位置も決ま
ってのでフォーム部材を貼り付けてズレ防止を兼ねて位置決めを施しました。これで
CGを測定するとやや後ろ重の35%くらいでしょうか。前回賭けでこの設定にしたら
空中でも水平飛行に移しやすく、離着陸もとても安定したのです。
そうもすると何と風が3〜4くらいでしょうか?木の葉っぱが落ち着いています。早速
5回目のフライトへ🎵。
エレベーターは見た目僅かにダウンの位置がニュートラルですが向かい風の順風でも
機速が上がるまで離陸しようとしません、いい感じで高めの速度で自然にテイク
オフ。今回も気持ちの良い上昇を見せてくれました。
滑走から上昇時にはノーズが落ち着かない感じがサイドスラストを無くしたお陰か
芯の通った良い飛び具合です。正解でした。ダウンスラストもピッチ軸の落ち着きが
さらに向上してモーターパワーに対しての反応が抑えられた感じがします。
でもローパスはFWのように綺麗に入りません。エレベーターはまだ感度が強いよう
です。あと5%は下げてみましょうかね。
進歩した操縦性に酔いしれながら周回しているうちに気がついたらドス黒い雨雲の
切れ端が上空に来ていました。規模は小さいので余程大丈夫でしょうが雷がなったら
大変です。電波障害を恐れて早々にランディングへ。向かい風なので高いところから
ノーズをしっかり下に向けて…フレア前後で機速が落ちすぎないようスロットルを僅
かにup。良い感じで進入してタッチダウンでした。
サスペンションが今固定になってしまっているので若干跳ねやすく舞い上がりそうに
なりましたが失速することもなくエレベーターで吊ってふわりシルキータッチで着地
です。ねじり下げの主翼は素晴らしいものです。向かい風とは言え紙飛行機の接地の
様な具合まで機速が落ちても失速しません。一回上空でホバリングとかして試してみ
たいですね🎵。
5回目にしていよいよ仕上がって来てくれました。不幸続きでも不貞腐れずに分析して
対応して来たからでしょうか?実際はかなり不貞腐れましたがw。もちろん鐘馗と言う
素性の良い機体のお陰もあるかも知れません。かなり大きめのノーズや胴体の絞り込
みなど美しさだけではない祐逸さがあるのかも知れません。また美しさを再現したい
一心で精度良く製作に励んだことも功を奏したと言えます。
もっと贔屓目に考えれば、かつての名機を輩出した設計家の想いとそれを飛翔させた
飛行士、そして彼らを支えた地上クルーの先人の方々の御心と通じ合いこれが支えに
なったとまで感じてしまっています😭。
これで五回のマーキングとしています。どこまで増えていくことでしょうか。南国の
大空に舞う銀翼の美しさをしっかり堪能でした週末でした。