いつもお世話になっています。
あんず代表の岡村です。
 
先日、緊急で預かりさんを捜していたワンコのその後の様子です。
 
とりあえず仮に「タクマ」くんと名付けました。
 

この写真では、若くは見えませんが一応しっかり立ってます。

 
 しかし、南筑後保健所に迎えに行くと、
「あれっ、この子だっけ?」
1枚目の写真とは印象がまるで違っていて、腰の引けた弱々しいおじいちゃんのようでした。
 
車に乗りたがらずに少々手間取りましたが、オヤツを見せて誘導すると車内によじ登ろうとしたので、職員さんにお尻を持ち上げてもらい無事に乗せる事ができました。
 
犬舎から出て一度、アニマルライフセーバーのシェルターへ行きます。
その後、病院で健康診断の後に、預かりさんのお宅へ向かう予定です。
 
翌日、さっそく病院でした。
 
落ち着かなくて採血も難しかったので、鎮静剤で横になってもらいました。
 
先生が「ついでに、ちょっと切っちゃおうか」と、煩わしそうだった目の腫物も切除してくださいました。
 
 
止血は、レーザーでちょちょつと処理して、ご覧の通りあっという間に終わりました。
 
目が覚めて、心なしかご機嫌な様子でした。
きっと、快適になったのでしょうね。
 
 
検査結果は、
「フィラリア陽性」
「心雑音あり」
「腎機能低下」という事でした。
年齢は、正確には判りませんが、やはり若くはありません。
瞳は綺麗に見えますが、奥にやはり白濁が始まっており、歯石もそこそこありました。
 
もしかしたら、元の飼主さんが探していて、いつか知らせがあるのではないかと期待していましたが、こうした様子から考えてお迎えはとても難しそうです。
 
老犬には、簡単に貰い手さんはありません。
長い長い預かりをお願いする事になりそうです。
 
しかし、この子の預かりを申し出てくださったご主人は、そうした事も見越しておられました。
 
状況をご報告しましたら「最期まで面倒をみるつもりでしたので、それで問題ありません」とのお返事。
 
温かいお言葉でした。
涙がこぼれそう......。
 
残りの犬生は、温かいご家族のもとで、穏やかな暮らしを送れそうです。
 
 
 預かりをお申し出くださったご家族さま初め、ご心配くださった皆さま、本当にありがとうございました。