みなさんお久しぶりです、小太郎です。

アメブロを更新していない間に、僕はなんと海外に行ってました笑。

親を頼らず自分1人でパスポートを申請したり、荷造りをしたり、保険やら何やら色々契約したり…。まず、長期間親元を離れることが初めてだったので、一連の経験を通してまた一つ大人になれたぁと感じています。

 

僕は

・見た目は男子にも女子にも見える中性的な感じ

・男性ホルモン注射で声変わり済み

・戸籍上の名前は男性名に変更済み

・性別適合手術は受けておらず、戸籍上の性別は女性のまま

という状態です。

 

 

 

パスポート

【名前】

パスポートは海外での唯一の身分証明証になるため、戸籍と異なることは記載できません。そのため、基本的にはパスポートに記載する名前は戸籍上の名前、パスポートに記載される性別も戸籍上の性別となります。

しかし、KOSEKIJOUNONAMAE(TSUUSYOUMEI)のように、戸籍上の名前の隣に、カッコ書きで通称名を記載することもできるそうです。ただし、女子名→男子名に変更したものの、見た目が女子にも見えるうえに性別欄が女性なので、混乱を防ぐためにカッコ書きのところに以前の女子名を書こうとしたところ、「ご自身の意思で氏名を変更されているので、変更前の名前を記載することはできません」と言われてしまいました。

通称名記載が認められたとしても、署名欄は戸籍上の名前で署名する必要があります。

 

日本での出入国審査は機械でパスポートと顔を読み取る自動化ゲートを使用、海外での入国審査は渡航目的や滞在日数などを質問される有人ゲートでしたが、海外の人は日本の名前を見てもそれが男性名か女性名か判断できないので、名前と見た目の相違で止められることはなかったです。

 

【性別】

性別も戸籍上の性別の記載が必要なので、僕の場合は女性です。ただし、パスポートには英語で表記されるため、M(Male/男性)F(Female/女性)です。

海外ではパスポートの性別欄にXと記載された例もあるようなのですが、日本はどうなんでしょうかね…。トランスジェンダーの人はXではなくて自認の性別を記入したいでしょうが、それは今のところ無理そうですね…。

 

僕は一応入国審査の受け答えのときは頑張って高い声で話したので、性別欄と見た目の相違で止められることはなかったです。海外の女性は日本人女性よりも声が低い傾向にあるので、声が低くても大丈夫かも…?

 

ちなみに海外の人は背も高いので、日本でも超チビの僕は海外にいる間は完全に女性扱いされてました笑。駅や建物の警備員さん、店員さん、いろんな人に “She~(彼女は〜)” って言われてました笑。

 

 

飛行機

【チケット】

飛行機のチケットを予約する際に搭乗者の情報を入力する欄があり、そこにも氏名欄と性別欄があります。ただし、注意書きでパスポートと同じ情報を入力するように、と書かれているので、必然的に名前も性別も戸籍上のものになります。

飛行機のチケットの控えや、搭乗券には名前と性別が印刷されます。

(例)MYOUJI/KOTAROUMS

 

【トイレ】

飛行機のトイレは男女兼用なので問題なく使えました。

 

 

海外旅行保険

海外旅行保険の被保険者の情報を入力する欄にも氏名欄と性別欄があるのですが、こちらも何かあって保険料を払うときには戸籍上の性別が必要になるので、入力するのは戸籍上の性別と戸籍上の氏名です。

 

 

 

ところでどこの国に行ったの?

イギリスに行ってきました!

イギリスは同性婚が認められていて、街中にもレインボーフラッグがたくさんありました。日本ではイベントのときくらいしかレインボーフラッグを見たことがなかったので、普段から大通りにあるお店の軒先にたくさんのレインボーフラッグがある光景は、「ああ、海外に来たなぁ」と感じました。

また、レインボーフラッグだけではなく、ノンバイナリーやトランスジェンダーのフラッグもありました。この2つは日本ではなかなか見られないので、レインボーフラッグと一緒に並んでいる光景も驚きでした。

街中でもごく自然に女性同士のカップルが手を繋いだりキスしてたりしていて、日本だとまだ冷たい目で見られるので、外で堂々とこういうことができるのはすごいなぁと思いました。

 

同性婚は進んでいる一方で、イギリスには多目的トイレがないので、トランスジェンダーの人はトイレをどうしているのか疑問です。

そもそもイギリスには公衆トイレがほとんどなく、駅や公園、スーパーにもトイレがないので、そもそも外でトイレに行く風習がないのかもしれませんね…。

日本だとこの人トランスだろうなぁってなんとなくわかるのですが、イギリスでは全然わかりませんでした。海外の人はやっぱり雰囲気が違うのか、日本に比べるとトランスが少ないのか…。

 

イギリスは出国審査がないため、気づいたら出国してました。

飛行機の搭乗口で搭乗券とパスポートと顔のチェックがありますが、そこでも特に止められたりはしませんでした。搭乗口は特に話す必要もないので声変わり済みでも問題ないです。

 

 

 

日本ではまだまだ同性婚は認められていませんが、イギリスくらいにレインボーフラッグが日常的になれば、同性婚が認められる日も近づくんじゃないかな、と思います。